研究課題/領域番号 |
08305024
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
建築環境・設備
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
村上 周三 東京大学, 生産技術研究所, 教授 (40013180)
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研究分担者 |
加藤 信介 東京大学, 生産技術研究所, 助教授 (00142240)
絵内 正道 北海道大学, 工学部・建築学科, 教授 (00001991)
内海 康雄 宮城工業高専建築学科, 教授 (30168728)
池田 耕一 国立公衆衛生院, 建築衛生学部, 学部長 (90100057)
赤林 伸一 新潟大学, 工学部・建築学科, 助教授 (70192458)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
8,800千円 (直接経費: 8,800千円)
1998年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
1997年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
1996年度: 3,800千円 (直接経費: 3,800千円)
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キーワード | 換気効率 / 精密室に気流模型実験 / 数値シミュレーション / Visitation Frequency / Local Purging Flow Rate / 数値シュミレーション / Local Purging Fiow Rate / 精密室内模型実験 / 必要換気量 / 空調換気設備 / 予測手段 |
研究概要 |
本研究は、室内における新鮮空気並びに汚染質の不均一分布の存在を積極的に利用し、居住域・呼吸域といった局所領域の空気質を効率的に制御する手法の開発を目的とする。特に、新鮮空気並びに汚染質の不均一分布を換気効率の立場より捉え、省エネルギー的で効率的な空調換気設備の設計法を開発する。 本研究では以下の4点に関して研究実施を行い、成果を得た。 [1. 換気効率に関する文献調査] 国内外における換気効率の実測手法・評価手法に関する文献の収集・整理を行った。 [2. 新たな換気効率指標の開発] 本研究において、局所領域換気効率を評価するための指標として、新たにVisitation Frequency並びにLocal Purging Flow Rateを開発・導入した。Visitation Frequencyとは局所領域に対する汚染質塊の再帰回数を示す指標であり、この指標を用いることで局所領域平均濃度の構造を直接的に表現することが可能となった。また一般の換気設計では換気効率・換気量を制御することで必要部位の空気質を評価している。Local Purging Flow Rateとは局所領域の汚染質濃度を定める実質的な換気量を示す指標であり、この指標は換気設計における実質的な制御変数に相当する。 [3. 精密模型実験] 精密室内気流模型を設計・製作し、様々な換気システム・及び境界条件の下で、平均風速及び各種乱流統計量を詳細に測定し、流れ場の詳細な基礎データを蓄積した。またLaser Light Sheetを用いた可視化を行い、流れバン非定常現象も詳細に記録した。 [4. 数値シミュレーションに基づく換気指標の解析] 模型実験並びに一般的オフィス空間を対象として、数値シミュレーションの手法を用いた換気効率計算プログラムを開発し、SVE1〜SVE6及びVisitation Frequency並びにLocal Purging Flow Rate等の新たな換気効率指標の解析を行った。
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