研究課題/領域番号 |
08305030
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
金属生産工学
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研究機関 | 九州工業大学 |
研究代表者 |
中村 崇 九州工業大学, 工学部, 教授 (20112360)
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研究分担者 |
月橋 文孝 東京大学, 大学院, 助教授 (60155348)
河原 正泰 熊本大学, 工学部, 教授 (60145282)
前田 正史 東京大学, 生産技術研究所, 教授 (70143386)
大石 敏雄 関西大学, 工学部, 教授 (80026145)
藤澤 敏治 名古屋大学, 難処理人工物研究センター, 教授 (20115629)
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研究期間 (年度) |
1996 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
11,700千円 (直接経費: 11,700千円)
1997年度: 5,000千円 (直接経費: 5,000千円)
1996年度: 6,700千円 (直接経費: 6,700千円)
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キーワード | LCA / リサイクル / ネットワーク / ベースメタル / レアメタル |
研究概要 |
ヨーロッパに比較し若干遅れていた地球環境保全に対する取り組みも、1992年の国連による環境サミット後我国でも急速に関心が高まっている。最近は持続可能な高度工業社会の成立に向け、すべての工業製品をLCA(Life Cycle Assessment)のコンセプトで考え直す作業が始まっている。これらの作業を行う上で重要なのは、生産から廃棄、再生までのプロセスが確立していることである。特に廃棄、再生となると多くの工業製品は金属スクラップとなり、工業製品のLCA解析を行う上で金属系材料以外の再生プロセスの評価は、非常に重要な意味を持っている。 本研究は金属系材料のLCA解析を完全に行うための基盤研究として、比較的金属素材として取扱いが多く、そのために生産のために消費エネルギーの大きい鉄、アルミニウム、銅、亜鉛、鉛のベースメタルならびに若干のレアメタルについて再生プロセスの評価と開発を行う。特に初年度は現行のプロセスの調査と評価を中心に行い、それらの成果を参加する研究者全体で検討し、問題点の抽出に努め、最終年度は前述の素材の再生プロセス確立並びに高効率化を目指し、必要な技術開発を物理化学的な面から支援するための基礎研究を行った。 研究当初はデータベース化を考えたが、LCAの評価法そのものが確立されず、どのように整理するのかさえも明確でない状況であったので、方向を変え、各素材に対し、再生プロセスの構築のための基礎研究を中心に行った。
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