研究課題/領域番号 |
08305035
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
無機工業化学
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研究機関 | 日本大学 |
研究代表者 |
荒井 康夫 日本大学, 理工学部, 教授 (20058887)
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研究分担者 |
神谷 寛一 三重大学, 工学部, 教授 (00024597)
安江 任 日本大学, 理工学部, 教授 (90059973)
戸田 善朝 (戸田 善久) 千葉工業大学, 工学部, 教授 (30083869)
鈴木 喬 山梨大学, 工学部, 教授 (47317105)
梅垣 高士 東京都立大学, 大学院・工学研究科, 教授 (70087287)
YAMASHITA Kimihiro TOKYO MED.AND DENTAL-U,PROFESSOR
MONMA Hideki KOUGAKUIN-U,ENGINE., PROFESSOR
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研究期間 (年度) |
1996 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
10,300千円 (直接経費: 10,300千円)
1998年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1997年度: 3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
1996年度: 5,500千円 (直接経費: 5,500千円)
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キーワード | 非晶質リン酸カルシウム / 構造 / タンバク質 / 複合化 / 生体材料 / 組成変換 / アパタイト硬化体 / インプラント材 / タンパク質 / リン酸カルシウム / 水酸アパタイト / 遷移金属イオン / 固体電解質 / ゾル-ゲル法 |
研究概要 |
非晶質リン酸カルシウムとタンパク質との複合化による生体材料の作成は,以下の6テーマに分けて研究した。 (1) 非晶質リン酸カルシウムの組成と構造 非晶質コーティング膜をオートクレーブ装置を用いて140℃で20時間熱処理することによりHAp結晶膜が合成できた。 (2) 組成変換非晶質リン酸カルシウムとその結晶化物のイオン交換特性 水酸アパタイトのPO_3^<3->イオンの一部をCO_3^<2->,SiO_4^<4->イオンで置換した組成変換アパタイトは,有害陽,陰イオン同時環境浄化材料として有望である。 (3) ゲルシステムを用いる中繊維状ヒドロキシアパタイトの調製 中繊維状ヒドロキシアパタイトはPO_4^<4->を含むゲルにCa^<2+>とヒドロキシプロピルセルロースを含む溶液を加えることにより合成された。 (4) 非晶質リン酸カルシウムを原料とするアパタイト硬化体の作製 非晶質リン酸カルシウムがドロマイトの酸処理溶液を用いると60〜100℃でも生成した。この非晶質リン酸カルシウムを加熱すると,α-リン酸カルシウムより構造安定なβ-リン酸カルシウムに結晶化しやすくなり,水和硬化性も低下した。 (5) 非晶質リン酸カルシウムとタンパク質との複合化によるインプラント材の作製 非晶質リン酸カルシウムをアルブミン含有リンゲル液中に浸漬させた結果,結晶化したHApへのアルブミンの吸着量はイオンクロマト用水酸アパタイトと比較して多く,また吸着速度も速った。 (6) 二価金属イオンを添加した非晶質リン酸カルシウムの液相中での安定性 いずれの二価金属イオンにおいても非晶質リン酸カルシウムの安定性は増大し,水酸アパタイトへの液相中での転化反応は抑制されることが明らかとなった。
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