研究課題/領域番号 |
08307001
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
解剖学一般(含組織学・発生学)
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研究機関 | 島根医科大学 |
研究代表者 |
大谷 浩 島根医科大学, 医学部, 教授 (20160533)
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研究分担者 |
山田 源 久留米大学, 先端癌治療研究センター, 助教授 (80174712)
南 康博 神戸大学, 医学部, 助教授 (70229772)
高橋 直樹 奈良先端科学技術大学院大学, 教授 (30179501)
阪上 洋行 東北大学, 医学部, 助手 (90261528)
饗場 篤 東京大学, 医科研, 助教授 (20271116)
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研究期間 (年度) |
1996 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
20,300千円 (直接経費: 20,300千円)
1997年度: 11,000千円 (直接経費: 11,000千円)
1996年度: 9,300千円 (直接経費: 9,300千円)
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キーワード | 子宮外発生法 / ノックアウトマウス / ras / プログラム細胞死関連プロテインキナーゼ / mmab / Dnrk / Dmnk / goosecoid / 組織形成 / K-ras遺伝子 / CaMキナーゼ / 形態形成 / ホメオボックス遺伝子 / 受容体型チロシンキナーゼ |
研究概要 |
1.子宮外発生法により、大脳皮質、副腎、関節等の組織形成において数種類の分子が作用する機構を解析し、以下の各研究の総括とこれらへの同法の導入に関する基礎的検討を行った。(大谷) 2.ras群遺伝子の発生における機能を検討するため、H-,N-,K-個々の、および2種、3種のras遺伝子を欠損したマウスを作成した。K-ras欠損マウスは胎生期致死で、胎児心筋細胞の増殖に異常があった。交配実験から、マウス発生には2コピーのK-ras遺伝子もしくは1コピーのN-rasとK-ras遺伝子で充分であることがわかった。(饗場) 3.胎生期神経系により新規CaMキナーゼ探索過程で、Hela細胞プログラム細胞死関連プロテインキナーゼのラット相同分子の遺伝子クローニングに成功し、神経発達過程におけるその遺伝子発現局在を明らかにし、本分子が神経細胞死に関与する可能性を示唆した。(阪上) 4.我々はいくつかのHox標的遺伝子を単離した。そのうちの一つmmabは線虫遺伝子mab21のマウスホモローグであった。この遺伝子の機能を明らかにするためトランスジェニックマウスおよびmab遺伝子産物に対する抗体を作製した。(高橋) 5.ショウジョウバエの発生過程においてそれぞれ神経系、生殖細胞系列に特異的に発現する新規キナーゼDnrk,Dmnkの同定、機能解析を行い、Dnrkのマウス相同分子mRorl,2の同定、発現解析を行うとともに現在機能解析を行っている。(南) 6.homeobox遺伝子goosecoidは頭部顔面系に加えて、気管形成、四肢の骨、骨盤、外生殖器等の形成過程に重要な役割を果たすことを見いだし、さらにhomeobox遺伝子Msxlとgoosecoid両欠損ノックアウトマウスを作成・解析し、両遺伝子が中耳形成において互いに協調しているとの結果を得た。(山田)
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