研究課題/領域番号 |
08307014
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
小児外科
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
大川 治夫 筑波大学, 臨床医学系, 教授 (30009667)
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研究分担者 |
恒松 由記子 国立小児病院, 医長
金子 安比古 埼玉県立がんセンター, 部長
秦 順一 慶応大学, 医学部, 教授 (90051614)
大橋 靖男 東京大学, 医学部, 教授 (00134461)
岩川 真由美 筑波大学, 臨床医学系, 講師 (30231723)
土田 嘉昭 群馬県立小児医療センター, 院長
山田 正夫 国立小児病院小児医療センター, 先天異常研究部, 部長
横森 欣司 東京大学, 医学部・小児外科, 助教授 (20251291)
三杉 和章 横浜市立大学, 医学部・第2病理, 教授 (50106332)
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研究期間 (年度) |
1996 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
10,800千円 (直接経費: 10,800千円)
1998年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1997年度: 2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
1996年度: 6,100千円 (直接経費: 6,100千円)
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キーワード | Wilms腫瘍 / ネットワーク / ウイルス腫瘍 / WT-1 / WT-2 / 病理セントラルレビュー / 化学療法 / 治療スタディーグループ / インフォームドコンセント / グループスタディ / central review system / 病理診断 / WT-1遺伝子 / 治療プロトコール |
研究概要 |
1996年日本ウィルムス腫瘍グループスタディが開始された。1996〜1998年登録症例につき登録状況、治療状況、病理学的診断、分子生物学的評価及び進捗状況は後述する表の如くであり、以下に概略する。 登録状況:1996年スタディ開始後から登録されたのは1996年が12例、1997年が17例、1998年が28例で計57例で、そのうち適格症例は1996年が9例、1997年が16例、1998年が28例、計53例あった。性別は男児26例、女児27例であり、臨床病期はstage Iが17例、IIが14例、IIIが10例、IVが5例、Vが6例であった。 (1) 治療状況:病期・病理に則り選択するregimenの施行状況、その治療結果・予後及び副作用報告について検討した。短期集中型プロトコールによりregimenは、EE-4Aが25例、DD-4Aが9例、RTKが2例、CCSKが1例であった。治療状況はほぼ順調である。 (2) 病理診断:グループスタディ参加施設での病理診断と同時にcentral review systemを施行した。標本送付は43例であり、腎芽腫が38例、MRTK4例、CCSK1例であった。 (3) 分子生物学的解析:WT1 geneにつきサザンプロット法、PCR-SSCP後、異常例については塩基配列の決定を行っている。アジア人でのウィルムス腫瘍発癌の意義を解明するのに有意義な結果であり、中国・韓国との協力研究体制を目指している。 (4) 情報の共有:得られたデータは汎用データベースマネジメントシステムを用いて保存し解析に用いている。現在、登録状況や検体送付状況、進捗状況などをインターネットを利用したイントラネットで情報共有できるシステムを、限られた施設で試験運用中である。今後は、全参加施設との情報伝達・共有の手段となるよう拡張を予定している。
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