環境教育の基本・概念の確立と学校教育への展開

• 研究課題/領域番号: 08308013
• 研究種目: 基盤研究(A)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 教科教育
• 研究機関: 筑波大学
• 研究代表者: 中山 和彦 筑波大学, 筑波大学, 名誉教授 (50091913)
• 研究分担者: 市川 智史 鳴門教育大学, 学校教育センター, 助教授 (60274271) ; 奥井 智久 宇都宮大学, 教育学部, 教授 (60024965) ; 鈴木 善次 大阪教育大学, 教授 (10035165) ; 佐島 群巳 東京学芸大学, 名誉教授 (10014862) ; 山田 卓三 兵庫教育大学, 名誉教授 (00144618)
• 研究期間 (年度): 1996 – 1998
• 研究課題ステータス: 完了 (1998年度)
• 配分額: 9,400千円 (直接経費: 9,400千円); 1998年度: 3,200千円 (直接経費: 3,200千円); 1997年度: 3,200千円 (直接経費: 3,200千円); 1996年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
• キーワード: 環境教育 / 基本理念 / 基本概念 / 現状調査 / 教材開発 / 実践試行 / 基礎概念 / 学校教育 / 国際的視点 / 環境調整 / 面接調査

研究概要

環境教育の重要性、必要性が社会的に大きく叫ばれるようになった。しかし、環境教育とは何であるか。誰を対象にどのように実施すべきものであるかについては、いろいろな考え方があり、環境教育の基本理念・概念というものは世界的にみても確立していない。わが国においては、環境教育が公害教育として始められた不幸な歴史がある。また、英・米国において学校教育、社会教育の場において実施されてきた「自然研究」、「野外教育」、「自然保全教育」という内容はほとんどわが国においては実施されなかった。そのため、環境教育と言われていても、その内容は自然研究、野外教育、自然保全教育にしか過ぎないものが多く見られる。
本研究は上記事実を踏まえた上で、次の2つを中心に行うことを計画、実施を行ってきた。
(1) 環境教育の基本理念・概念の確立
(1) 世界各国の状況の調査
(2) 国内の各分野の研究者等が環境教育に何を求めているかの面接調査
(3) 面接にいより収集した意見のとりまとめ
(4) 以上の結果に基づく、検討・討論
(2) 基本理念・概念の学校への展開
(1) 環境教育の現状の調査
(2) 環境教育の実施の場についての検討
(3) どのように展開するかの原案作成・試行
(4) 最終展開案の作成
上記研究によってえたものを研究分担者各自がとりまとめ、報告書を作成、広く配付する計画である。