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自然習得による日本語学習者の習得過程に関するエスノグラフィ的調査

研究課題

研究課題/領域番号 08308018
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 日本語教育
研究機関立教大学

研究代表者

田中 望  立教大学, 観光学部, 教授 (10124190)

研究分担者 斎藤 里美 (斉藤 里美)  東洋大学, 文学部, 講師 (90202077)
岡崎 敏雄  筑波大学, 文芸言語学系, 教授 (00194340)
山田 泉  大阪大学, 留学生センター, 教授 (30210438)
林 さとこ  津田塾大学, 学芸学部, 助教授 (50228574)
上野 田鶴子  東京女子大学, 現代文化部, 教授 (40010087)
大橋 敦夫  上田女子短期大学, 国文科, 助教授
大谷 晋也  大阪大学, 留学生センター, 助教授
古川 ちかし  国立国語研究所, 日本語教育センター, 室長 (60190138)
研究期間 (年度) 1996 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
5,200千円 (直接経費: 5,200千円)
1998年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1997年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1996年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
キーワードエスノグラフィ / 日本語教育 / アジアからの外国人女性 / コミュニティ / 同化教育 / 搾取的調査 / 日本語の自然習得 / 参加型アクションリサーチ / ニーズの社会的構成 / コミュニティの民主化 / 日本語学習 / 自然習得 / 参加型活動調査 / 多文化主義 / 共生社会
研究概要

今回の3年間の研究の結果として概略つぎのようなことが判明した.
1. アジアからの外国人女性たちに対する日本語教育は,多くの場合,抑圧的な構造をもち,彼女たちを日本人につごうのよい「疑似日本人」にしたてるために機能する,同化的なものであること.
2. それに対して,日本人による支援活動のなかに,アジアからの外国人女性たちにコミュニティでの声をもたせることに成功している少数の例があること.
3. 地域社会では,抑圧的な日本語教育と声をもたせるための支援活動のあいだで,どちらをとるかの議論がおこっており,外国人に日本語を教えるというパラダイムに変更を迫る動きがあること.
なお,3年間の調査を通じて,もつとも重要な成果といえるのは,調査研究そのものに対する見直しを被調査者から突きつけられたことである.このことは,エスノグラフィ的調査といえども,調査のもつ搾取的構造から逃れられないことを意味しており,調査のあり方に根本的な反省を加えなければならないことになった.今後は,調査研究という枠組みをはなれて,研究者といえどもたんなる「異者のかかわり」として地域社会と関係をもつというあり方を追求する必要があると思われる.

報告書

(4件)
  • 1998 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1997 実績報告書
  • 1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2021-12-10  

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