研究課題/領域番号 |
08308024
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会システム工学
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研究機関 | 東京工業大学 (1997) 東京大学 (1996) |
研究代表者 |
宮川 雅巳 東京工業大学, 大学院・社会理学工研究科・経営工学専攻, 助教授 (90157595)
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研究分担者 |
仁科 健 名古屋工業大学, 工学部, 助教授 (60115681)
永田 靖 岡山大学, 経済学部, 助教授 (30198337)
椿 広計 筑波大学, 大学院・社会工学系, 助教授 (30155436)
栗木 哲 文部省統計理数研究所, 統計基礎研究系, 助教授 (90195545)
飯田 孝久 慶応義塾大学, 理工学部, 助手 (00114851)
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研究期間 (年度) |
1996 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
1997年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1996年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | 統計的因果分析 / 共分散選択モデル / 対数線形モデル / 工程解析 |
研究概要 |
研究課題にあるグラフィカルモデリングとは、多変量データの関連構造を表す統計モデリングをグラフによって表現する比較的最近開発された多変量解析法手法であり、複雑な現象のメカニズムの解明に役立つことが期待されている。しかし、その理論体系がようやく整備された段階で、実際問題への適用は行動科学、教育学等の社会科学の領域でなされているにすぎない。工業の分野、特に品質問題への適用は、国内外を通して見当たらない。本研究の目的は、品質管理活動でなされる調査・観察で得られる他変量データに対して、このグラフィカルモデリングを用いた解析システムを構築することで、科学的データ解析の発展に貢献することである。 平成9年の課題は「離散データを対象にしたグラフィカルモデリングの解析システムの実現」 であり、現時点で目標とする機能を達成している。これが平成8年度の成果であった。 「連続データを対象にしたグラフィカルモデリングの解析システムの実現」 に加わったことにより、当初の研究課題は達成された。ここにおいて、離散データと連続データの解析を統一的に扱う統計モデルの理論を構築した。その成果は平成9年度の日本統計学会でのグラフィカルモデリングの理論についての平易な解説書、事例集、及び解析ソフトのマニュアルの充実にも力をいれ、これらの成果は平成9年の日本品質学会のチュトリアルセッヨンや(財)日本科学技術連盟主催の多変量解析シンポジウムにおいて報告されている。
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