研究課題/領域番号 |
08308025
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会システム工学
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
高橋 幸雄 東京工業大学, 大学院・情報理工学研究科, 教授 (70016153)
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研究分担者 |
牧本 直樹 筑波大学, 社会工学系, 助教授 (90242263)
滝根 哲哉 京都大学, 大学院・情報学研究科, 助教授 (00216821)
高橋 敬隆 NTTマルチメディアネットワーク研究所, 主幹研究員
宮沢 政清 東京理科大学, 理工学部, 教授 (80110948)
大野 勝久 名古屋工業大学, 工学部, 教授 (50026118)
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研究期間 (年度) |
1996 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
9,600千円 (直接経費: 9,600千円)
1998年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1997年度: 4,500千円 (直接経費: 4,500千円)
1996年度: 3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
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キーワード | 情報通信ネットワーク / 性能評価モデル / 待ち行列ネットワーク / 相関のある入力過程 / long-range dependence / large deviation theory / ATMネットワーク / フローコントロール |
研究概要 |
情報通信ネットワークの新しい性能評価法に関して、基本的な研究および応用的な研究を行った。研究自体は個人あるいは少人数のグループベースで行い、月1回の月例会と年1回のシンポジウムの場で情報交換と研究成果の検討を行った。 情報通信ネットワークは急速に変容しており、研究の内容も当初予定していたものとは多少違う方向で行わざるを得なかった。研究計画であげたテーマは次の4つであり、それぞれの研究の進展状況は以下の通りである。 1. 入力過程の研究 長期依存性(long-range dependence)のある入力過程の研究と複数の入力がある待ち行列の解析が中心であった。そのなかで特筆すべきひとつの結果は、バッファの溢れ率に着目した場合、長期依存的であるかどうかよりも、ピーク時の入力過程の挙動が本質的であることが示されたことである。 2. 極限的状況の研究 マルコフ性あるいは大偏差値理論を用いて、客数分布の裾が幾何的に減少することがかなり広い範囲のケースについて証明された。 3. 混雑伝播の研究 ネットワークの多様性のため、研究が進展しなかった。 4. コントロールの研究 ATMネットワークを中心に多くの研究がなされ、いくつもの新しい考え方が提案された。とくに移動体通信に関するものや料金によるコントロールの研究が始まり、新たな研究の芽が生まれた。
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