研究課題/領域番号 |
08308032
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
環境影響評価(含放射線生物学)
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
山本 和生 東北大学, 大学院・理学研究科, 教授 (20093536)
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研究分担者 |
井出 博 広島大学, 理学部, 教授 (30223126)
石井 直明 東海大学, 医学部, 助教授 (60096196)
湯川 修身 放射線医学総合研究所, 生物影響研究部第2研究室, 室長 (80166850)
米井 修治 (米井 脩治) 京都大学, 大学院理学研究科, 教授 (60093340)
葛西 宏 産業医科大学, 産業生態科学研究所, 教授 (40152615)
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研究期間 (年度) |
1996 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
22,900千円 (直接経費: 22,900千円)
1998年度: 5,300千円 (直接経費: 5,300千円)
1997年度: 9,500千円 (直接経費: 9,500千円)
1996年度: 8,100千円 (直接経費: 8,100千円)
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キーワード | 酸化的塩基損傷 / シトクロームb560 / MutYタンパク質 / RibAタンパク質 / レドックス維持酵素 / 5-formyl-dUTP / アポトーシス / リボフラビン光増感 / 5・formyl-dUTP / thymine glycol / アポトーシス誘導 / カタラーゼ欠損細胞 / 5-フォルミルウラシル / 酸化ストレス応答 / riboflavin光化学反応 / OxyR蛋白 / mutM遺伝子 / endonuclease III / endonuclease VIII / 過酸化水素細胞毒性 / Nicking assay / α-デオキシアデノシン / 生体膜脂質過酸化 |
研究概要 |
井出、山本、久保はマウスendonuclease IIIホモログ(mNTHL1)をクローニングし、ついで遺伝子産物を発現精製し、酸化的塩基損傷に対する修復活性を解析した。石井は線虫の酸素感受性短寿命突然変異体mev-1の遺伝子が、呼吸鎖に存在するシトクロームb560であることを見い出し、寿命に及ぼす活性酸素についての新見解を明らかにした。張と米井はMutYが8-oxoG:G対からGを除去することによってG:C→C:Gトランスバージョンを抑制することを初めて明らかにした。また、大腸菌の酸化ストレス応答の発現とセンサータンパクの再還元にレドックス維持酵素の制御があることを見いだした。山本は大腸菌RibAタンパク質は8-oxodGTP/8-oxoGTPを基質とするフォスファターゼ活性も持つことを明らかにし、MutTのバックアップ系の存在を証明した。湯川は活性酸素によりdiacylglycerol(DAG)上昇を介して活性化されるprotein kinase C(PKC)の系にphospholipase A2(PLA2)の関与することを明らかにした。葛西は5-hydroxy-dCTPおよび5-formyl-dUTPの大腸菌への導入によりlacI遺伝子に変異が誘発することを見出した。これらの結果を含めた合計13名の研究成果は、世界的に高い評価を受け、合計130編以上が世界的な評価を受けている学術雑誌に掲載された。
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