研究課題/領域番号 |
08351002
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 企画調査 |
研究分野 |
教育・社会系心理学
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研究機関 | 慶応義塾大学 |
研究代表者 |
大津 由紀雄 慶應義塾大学, 言語文化研究所, 教授 (80100410)
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研究分担者 |
佐野 哲也 明治学院大学, 文学部, 専任講師 (90281443)
鈴木 猛 東京学芸大学, 教育学部, 助教授 (00187741)
伊藤 友彦 東京学芸大学, 教育学部, 助教授 (40159893)
内田 伸子 お茶の水女子大学, 文教育学部, 教授 (70017630)
波多野 誼余夫 慶應義塾大学, 文学部, 教授 (60049575)
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研究期間 (年度) |
1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1996年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | 言語獲得 / 日本語 / 統語 / 形態 / 意味 / 談話 / 言語理論 / 認知心理学 |
研究概要 |
本研究は、日本語の獲得に関するこれまでの研究成果を体系的に整理し、研究の現状を正確に把握したうえで、今後の研究課題をあきらかにすることをその主な目的とするものであった。 具体的な活動しては、研究代表者、研究分担者、研究協力者による会合を数多く開き、獲得研究のさまざまな領域についての研究成果を聞き、問題点や今後の課題を論じた。取り上げた主な領域は、形態、統語、意味、談話である。 形態と統語の領域では、言語理論研究の成果が未だ十分に活かされておらず、他言語の獲得に関する研究に比して遅れが目立つことがあきらかとなった。また、意味と談話の領域では認知心理学研究者との連携体制の確立が急務であることがあきらかとなった。 また、幼児言語のデータベースCHILDESへのデータ提供とその活用の仕方についても討論を行なった。 本研究は言語学と心理学の研究者がその領域を越えて論じあうことによって、これまでにない充実した成果が得られた。 本研究の成果は、平成9年度より発足する重点領域研究「心の発達」、とくにその言語発達班(班長:大津由紀雄)と概念発達班(班長:波多野誼余夫)の研究計画に積極的に取り込まれている。
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