研究課題/領域番号 |
08354012
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 企画調査 |
研究分野 |
地球化学
|
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
野崎 義行 東京大学, 海洋研究所, 教授 (70126142)
|
研究分担者 |
花輪 公雄 東北大学, 理学部, 教授 (40142921)
平 啓介 東京大学, 海洋研究所, 教授 (50013579)
蒲生 俊敬 東京大学, 海洋研究所, 助教授 (70143550)
小池 勲夫 東京大学, 海洋研究所, 教授 (30107453)
石渡 良志 東京都立大学, 理学部, 教授 (90087106)
|
研究期間 (年度) |
1996
|
研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
|
配分額 *注記 |
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1996年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
|
キーワード | 生物地球化学サイクル / WOCE / JGOFS / 研究プログラム / 地球温暖化 / 二酸化炭素 / 地球変化 |
研究概要 |
海洋の循環と炭素をはじめとする化学物質の循環が、地球の温暖化を含めて現境形成に重要な役割を果たしていることがしだいに明らかになってきた。世界的にも世界海洋循環実験(WOCE)や全球的オーシャンフラックス研究(JGOFS)が実施され、多大な成果を収めている。その成果をふまえながら、本研究では今後海洋の化学と物理の分野を中心として、どのような研究を行うべきかについて論議し調査するとともに、具体的な計画立案を行うことを目的とした。 まず、5月30-31日に海洋の物理、化学、生物および地学を専門とする研究者、約25名が箱根に一堂に会し、熱のこもった討議を行った。そこでは、地球環境に果たす海洋の役割を正しく評価するには、表層のみならず、中・深度を含めた10年・100年規模での循環が重要であることが強く認識された。また、21世紀初頭に深刻化するであろう地球温暖化の対策立案に資する正確な予測を可能にする研究が最も優先されるべき課題であるとの結論に達した。これらは、平成7年に学術審議会から文部大臣に出された建議「地球環境科学の推進について」や測地学審議会のまとめた「地球科学の推進方策」の方向性とも合致するものである。このこの大方針にそって、代表者は各分担者と個別に連絡を取りながら計画立案を進め、「海洋物質循環ダイナミクス」計画をまとめた。この計画は今後「重点領域研究」に申請したいと考えている。
|