研究課題/領域番号 |
08354019
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 企画調査 |
研究分野 |
素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
三田 一郎 名古屋大学, 大学院・理学研究科, 教授 (60242806)
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研究分担者 |
渡辺 靖志 東京工業大学, 理学部, 教授 (40126199)
岡田 安弘 高エネルギー物理学研究所, 助教授 (20212334)
小林 誠 高エネルギー物理学研究所, 教授 (90025453)
大島 隆義 名古屋大学, 大学院・理学研究科, 教授 (00134651)
相原 博昭 東京大学, 大学院・理学系研究科, 助教授 (60167773)
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研究期間 (年度) |
1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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キーワード | 素粒子 / Bメソン / CPの破れ / 対称性の破れ / 時間反転の破れ / 素粒子論 / 素粒子実験 / Bファクトリー |
研究概要 |
本研究計画は現在建設が進んでいる高エネルギー物理学研究所のBファクトリー施設において、B中間子の崩壊を精度良く調べる事により、B粒子と反B粒子の対称性の破れを実験的に確認し、理論的観点からその機構解明を行うべく、重点領域研究を進める準備研究である。 本研究目的は:(1)CP対称性の破れの実験的観測に適したB中間子崩壊モードの検討、 (2)今後必要となるであろう検出器の建設のための開発研究の必要性の検討、 (3)測定データにもとづく崩壊機構の理論的解析やモデルの構築など理論の展開方法の検討 などを行い重点領域の申請を実現的・具体的なものにすることにある。 本年度行った研究活動: (1) 全国各地で研究会を開催し各計画研究の内容を議論し役割分担、予算を設定した。 (2) 理論研究会を平成8年12月から毎月1回開催し、実験解析の準備をはじめた。実験家の出世率も非常によく、今後理論と実験の密接な共同研究が期待される。 (3) Bファクトリーでの研究は国際共同研究グループよりすすめられており研究打ち合わせが国外でも開かれる。今年度はこのグループ打ち合わせとCP対称性の破れの国際会議がハワイ大学で開催される。これらの会合に参加し新たな知見を得、意見交換を行い事前の研究調査により研究計画の確定をはかる予定である。 (4) 米国研究者をはじめ韓国、中国の理論家との共同研究を始めた。
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