研究課題/領域番号 |
08355001
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 企画調査 |
研究分野 |
応用物性・結晶工学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
藤原 毅夫 東京大学, 工学系研究科, 教授 (90011113)
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研究分担者 |
水谷 宇一郎 名古屋大学, 工学研究科, 教授 (00072679)
枝川 圭一 東京大学, 生産技術研究所, 講師 (20223654)
田中 通義 東北大学, 科学計測研究所, 教授 (90004291)
石政 勉 名古屋大学, 工学研究科, 助教授 (10135270)
竹内 伸 東京理科大学, 基礎工学部, 教授 (60013512)
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研究期間 (年度) |
1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
1996年度: 2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
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キーワード | 異常な電気伝導 / 準結晶AlPdReの光伝導 / ドハースヴァンアルフェン振動 |
研究概要 |
1997年五月に予定されている第6回準結晶国際会議に対する国内の研究交流を促すことを目的として本研究グループを組織した。年度内に数回の小人数による数回の研究グループ会議と大きな研究会を1回開催した。これら研究会での中心的話題は、準結晶の電子物性とくに異常な電気伝導、準結晶の弾塑性、大きな近似結晶の構造決定などであった。 そのいくつかを少し詳しく以下に述べる。(1)準結晶AlPdReにおいて光伝導が観測され、単純なバンド間遷移ではなくフェルミエネルギー近傍での複雑な緩和過程があることがしされた、(2)AlPdMnにおいてドハースヴァンアルフェン振動観測の試みがなされたが、シグナルは観測されなかった、(3)おおきなAlCuFeの近似結晶の原子配置が決定され今まで考えられていない殻構造が示唆された、など重要な試みの報告がなされた。全体として、大きな近似結晶の単結晶および大きな準結晶を純度と完全性良く作成し、それらの電子物性に関する精緻な研究を実験と理論の共同で多なうことの重要性が指摘された。
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