研究課題/領域番号 |
08355012
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 企画調査 |
研究分野 |
複合材料・物性
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研究機関 | 東京工芸大学 |
研究代表者 |
本多 健一 東京工芸大学, 芸術学部, 教授 (60013091)
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研究分担者 |
高梨 隆雄 東京工芸大学, 芸術学部, 教授 (00141086)
清水 義雄 信州大学, 繊維学部, 教授 (20150675)
増山 英太郎 拓殖大学, 工学部, 教授 (80086933)
原田 昭 筑波大学, 芸術学系, 教授 (70114121)
鈴木 邁 千葉工業大学, 工学部, 教授 (90009225)
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研究期間 (年度) |
1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
1996年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
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キーワード | 感性工学 / デザイン / 人間工学 / 感性情報処理 / 心理学 / 生理学 / 繊維工学 / 認知科学 |
研究概要 |
感性工学という学際的な領域を研究開発するためには関連する広い分野の研究状況を調べる必要があるとの認識の下に、ワーキンググループを組織して、デザイン学、人間工学、生理学、心理学、認知科学、感性情報処理、材料工学、計測工学、繊維工学等の文献資料を内外より集め、キーワード付きデータベースを構築した。これにより文献の検索が容易化され、今後の感性工学の研究を推進する上で資するところが大きい。 またデータベースを統計的に分析して全体の構造を見出し、体系化した中からいくつかの研究の切り口を定めた。すなわち人間の立場から感覚・生理・知覚・心理との複合、対象(人工物・人工環境)からはインターフェイスに係わる材質・構成・造形、目的論の立場からは感性の構造の解明と感性を目的とする人工物の設計、方法論の立場からは計測法・情報処理モデル・最適化法等である。 これらの切り口からの研究が、それぞれ実際にどのような過程をとり、どのような知見をもたらすかを試みるため、研究分担者が分担してテーマを選んで小論文を作成し、平成8年12月20日日本学術会議においてシンポジウムの形で公開発表した。これより、これらの切り口からの研究が相互に重複することなく進められること、またおおむねよい分散で広い領域をカバーしていることを確かめることができた。また同時に今後注目すべき課題や、ブレークスルーが必要な問題を明らかにした。 これらの成果は一般の利用を考え、「感性工学の枠組み」として出版すべく現在印刷中である。 以上の企画調査活動により、感性工学の研究の枠組みを構築することができ、今後の共同研究の活性化に対して大きく貢献したと考える。
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