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材料組織制御をめざした相変態の微視的機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 08355028
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分企画調査
研究分野 金属物性
研究機関京都大学

研究代表者

小岩 昌宏  京都大学, 工学研究科, 教授 (00005860)

研究分担者 平賀 賢二  東北大学, 金属材料研究所, 教授 (30005912)
入戸野 修  東京工業大学, 工学部, 教授 (40016564)
宮崎 享  名古屋工業大学, 材料工学科, 教授 (70024213)
大塚 和弘  筑波大学, 物質工学, 教授 (50029881)
研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
キーワード拡散型相変態 / 変位型相変態 / 放射光 / 高分解能電顕 / 計算科学的手法 / 相変態 / 組織制御
研究概要

平成9年度からの重点領域研究を推進するため、以下の5つの研究班に分割し、研究分担計画策定のための研究会を開催した。各研究班の研究方針、内容の大要を以下に示す。
A01.回折的手法(放射光及び高分解能電子顕微鏡など)による相変態研究法の開発
放射光の高輝度性とイメージング・プレートを組み合わせ、弱い散漫散乱を短時間で記録する装置を開発する。高分解能電顕を使って、高温で、原子スケール、実時間で相変態過程を直接観察できる試料ホルダー及びエネルギー・フィルターを用い、原子を識別しながら相変態の動的観察を行える装置を開発する。
A02.計算科学的手法による相変態研究法の開発
第一原理による計算では、構造「ゆらぎ」の数値解析を行い、高分解能電顕観察結果と比較できるデータを提供する。非線型拡散方程式を用いて実際の材料でのメゾからマクロな組織形成の予測を可能にするコンピュータ・シミュレーションのシステムを開発し、組織制御を目指す。
A03.拡散型相変態と界面
規則・不規則変態と相分解過程におけるパターン形成機構の解明をCALPHAD、モンテカルロシミュレーション、小角散乱等を駆使して進める。又これらの変態は、母相/生成相間の界面の移動によって支配されるので、原子の拡散機構及び異相界面の原子構造という観点からも研究を進めていく。
A04.変位型相変態
変態前駆現象、奇妙なゴム弾性的挙動とからむ変位型変態と格子欠陥の相互作用、従来の非等温変態と等温変態を統一的に扱える新しい統計熱力学的理論の構築、新しいインテリジェント材料として期待されるTi-Ni形状記憶合金薄膜作製条件の確立、及びナノ粒子における変位型相変態について研究を進める。
A05.特殊環境下並びに新物質における相変態
基板拘束の変態組織に及ぼす影響及び多層膜の拘束下での相変態を研究し、新物質の創生に役立てたいと考えている。新物質の相変態としては、「準結晶-結晶」型相変態と「非結晶-結晶」型相変態を取り上げる。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書

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公開日: 1999-03-08   更新日: 2016-04-21  

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