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細菌由来病原因子による標的細胞機能変換作用の解析

研究課題

研究課題/領域番号 08357002
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分企画調査
研究分野 細菌学(含真菌学)
研究機関大阪大学

研究代表者

本田 武司  大阪大学, 微生物病研究所, 教授 (60029808)

研究分担者 笹川 千尋  東京大学, 医科学研究所, 教授 (70114494)
櫻井 純  徳島文理大学, 薬学部, 教授 (80029800)
内山 竹彦  東京女子医科大学, 教授 (00050550)
中村 信一  金沢大学, 医学部, 教授 (90019620)
篠田 純男  岡山大学, 薬学部, 教授 (50029782)
研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1996年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワード細菌 / 病原因子 / 標的細胞 / 制御 / 抗菌薬
研究概要

本基盤研究では種々の病原細菌の病原機構の解明を最終目的として、細菌由来病原因子による標的細胞機能変換作用を、1)標的細胞上の受容体の解析、2)細胞内シグナル伝達機構の解析、および3)細胞内標的蛋白の解析、の3つの点に焦点をあてて研究を行った。各班員が各自のテーマのもとに研究を進めた。その結果、「研究発表」の項目にあげたような業績をはじめとする成果をあげることができた。さらに、全員が集まっての会合や少人数での会合、さらにファクスや電子メールを駆使しての意見交換等を通して班員相互の情報交換を行うとともに今後この分野で推進していべき研究の方向について真剣な討議を重ねた結果、「抗菌薬に頼らない細菌感染症制御に関する基礎的研究」が今もっとも必要とされているものであるとの結論に至り、同名の研究領域として本研究班のメンバーおよび若干の新メンバーからなる重点領域研究を企画し、平成10年度発足分として文部省に申請を行うに至った。
細菌感染症は第二次大戦以降の抗菌薬の目覚ましい進展により封じ込められ、あたかも人類は細菌感染症に勝利したかに思われてきた。しかしMRSAをはじめとする多剤耐性菌に我が国の医療現場は苦しめられているし、腸管出血性大腸菌O157や新型コレラ菌、劇症A群溶連菌などエマージング病原細菌の相次ぐ出現をみている。今後我々は、これまでの細菌感染症治療が抗菌薬に頼り過ぎてきた事実を反省し、抗菌薬に頼らない細菌感染症制御のための基礎情報を得ることを目的とし研究を展開する。そのために近年脅威を増しているいくつかの細菌感染症をとりあげ、情報交換を有機的に為し得る研究組織を作り、感染発症機構を分子レベルで明らかにすることによって、新しい感染症対策のストラテジーを打ち出すことを目指す。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] Watarai et al.: "rho,a small GTP-binding protein is essential for Shigella invasion of epithelial cells." J.Exp.Hed.185(in press). (1997)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] Yang et al.: "Requirement of the initial production of gasmes interferon in the generation of protective iwamisty of mice against risteria monorctogenes." Infect Immun.65. 72-77 (1997)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] Tang.et.al.: "Isolation and characterization of a mutant cell line ressitant to vibrio parahaemlytions thermostable direct hemolysin(TDH):its potential in identification of putative recepter for TDH" Biochim Biophys.Acta. (in press). (1997)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] Nagamune et al.: "Intramolecular chraperon activity of the pro-region of Vibrio cholerae El Tor cytolysin." J.Biol.Chem.272. 1338-1343 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] Iida et al.: "Evidence for geretic linkage between the ure and trh genes in Vibrio parahamolyticus." J.Med.Microbiol.(in press).

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] Paeng et al.: "Marked reduction of mouse peritoneal CD5^+ B cells by imoperitonal administration of lipopoysocdoride." Infect.Immun.(in press).

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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