研究課題/領域番号 |
08358015
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 企画調査 |
研究分野 |
生物物理学
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研究機関 | 名古屋市立大学 |
研究代表者 |
中西 守 名古屋市立大学, 薬学部, 教授 (90090472)
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研究分担者 |
手島 玲子 国立衛生試験所, 機能生化学部, 主任研究官 (50132882)
川戸 佳 東京大学, 教養学部, 教授 (50169736)
木下 一彦 慶応大学, 理工学部, 教授 (30124366)
葛西 道生 大阪大学, 基礎工学部, 教授 (40022595)
桐野 豊 東京大学, 薬学部, 教授 (10012668)
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研究期間 (年度) |
1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1996年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | 共焦点レーザー顕微鏡 / 走査プローブ顕微鏡 / 1分子可視化 / 1分子生化学 / エンドソーム / シナプトソーム / オルガネラ / 顕微光学技術 |
研究概要 |
共焦点レーザ顕微鏡や走査プローブ顕微鏡などに代表される超顕微光学技術が急速に進展し、生命科学の研究に大きな革新をもたらそうとしている。生きたままの細胞において、ナノメートルの高分解能の分子動態の観測や、細胞内の1個の分子を見る超高感度の計測も可能になってきた。また同時に、細胞の分子機能や情報を可視化してリアルタイムで解析する技術も飛躍的に進展した。そこで、本研究は超顕微光学技術を駆使して、「細胞情報変換・制御の可視化解析」に関連する重点領域研究申請のための企画調査を行った。具体的には、大阪(8月)、京都(8月)、札幌(8月)、東京(10月)、筑波(11月)、徳島(11月)における国際会議ならびにシンポジウムにおいて、多くの班員が招待講演等を通して研究成果の公表と研究の推進を図った。また、11月に名古屋において、「細胞情報変換・制御の可視化解析」の公開シンポジウム(名古屋市千種区:吹上ホール)を開催し班員の最先端の研究成果を公表し、討議を重ね、今後の研究の推進計画を立てた。特に、副題として、「1分子可視化から1分子生化学」の名のもとに研究の飛躍的推進を企てた。公開シンポジウムには多くの関連分野の研究者も参加し、大変有意義な、多大の成果を得た。そこで、これらの成果を基礎として、重点領域の研究申請に対して熱心な討議を積み重ね、平成10年度発足重点領域研究申請書「1機能体追跡操作による情報変換制御の可視化解析」の課題名で平成9年2月に文部省に研究申請書を提出した。重点領域研究における機能体とは小は1個の蛋白質であり、大はエンドソームやシナプトソームなどの細胞内オルガネラを意味している。本研究(企画)の遂行により重点領域研究発足のための準備は十分に整ったものと考えられた。
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