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グリア研究の最前線

研究課題

研究課題/領域番号 08358017
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分企画調査
研究分野 神経化学・神経薬理学
研究機関岡崎国立共同研究機構

研究代表者

池中 一裕  岡崎国立共同研究機構, 生理学研究所, 教授 (00144527)

研究分担者 和中 明生  福島県立医科大学, 生体情報伝達研究所, 教授 (90210989)
祖父江 元  名古屋大学, 医学部, 教授 (20148315)
加藤 泰治  名古屋市立大学, 医学部, 教授 (60094364)
工藤 佳久  東京薬科大学, 生命科学部, 教授 (20080179)
研究期間 (年度) 1995 – 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1996年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワードグリア細胞 / 神経疾患治癒 / グリア研究会 / 神経発達
研究概要

近年の分子・細胞生物学、生理学の発展によりグリア細胞は神経細胞をつなぎ止めている役目だけではなくて、脳の発達や可塑生などにも極めて重要な役割をしていることが明らかとなってきている。グリア細胞の機能と神経疾患治癒への応用には多岐にわたる方法論を持つ研究者が緊密な連絡をとり研究を進めていく必要があるが、我が国においてはそのような態勢我が国におけるグリア研究の現状を諸外国における現状と比較検討し、将来的な国際競争に耐えうる総合研究の準備を行った。
池中はフランスのINSERMに赴き、フランスおよびヨーロッパにおけるグリア研究の現状について調べた。その結果、ヨーロッパにおいては各国に「グリアクラブ」研究会が存在し、またそれらを統合してヨーロッパグリアクラブも開催されていることが分かった。
日本におけるグリア研究現状について池中、加藤、工藤、祖父江、和中の各班員が調査し、日本神経科学学会、日本神経化学会開催時と平成9年1月24日の班会議の時に集合し、調査結果を報告した。また、班会議には班員以外にもグリア研究に造詣の深い、濱清先生(国立生理研)、遠山正彌先生(阪大・医)、高坂新一(国立精神神経センター)にも出席賜り、意見をお伺いした。その結果、日本におけるグリア研究は欧米諸国と比べて個々の研究では遜色のないものも多いが、全体としてのまとまりに欠ける点が指摘された。しかしながら、平成8年度に発足し開催されたグリア研究会(遠山正彌教授主催)が約400名の参加者を集めて非常に盛況であったことや、平成8年度の日本解剖学会、日本生化学会においてグリア細胞についてのシンポジウムが開催されたこと、さらに平成9年度には日本神経科学学会と日本神経化学会でもグリア細胞に関するシンポジウムが企画されていることなどから、日本においてもグリア研究者の交流を活発にすることの重要性が認識されてきていると考えられる。
このようにグリア研究を統合し発展させようという機運に応え、さらに若手研究者を育成するために本研究班で「グリア若手の会」を平成9年1月25日に主催した。本研究会においても多くの若手研究者がグリア細胞の重要性を認識し、真剣にその機能解明や応用に取り組んでいることが明らかとなった。
以上のことから、我が国においても早急にグリア研究者を組織化し、統合的に研究を進めていることが緊急の課題であると結論づけた。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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