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施設飼育実験用霊長類及びヒトにおける高度危険Bウイスル感染の実態調査と対応策

研究課題

研究課題/領域番号 08358019
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分企画調査
研究分野 実験動物学
研究機関長崎大学

研究代表者

佐藤 浩  長崎大学, 医学部, 助教授 (50072947)

研究分担者 万年 和明  大分医科大学, 医学部, 助教授 (20145361)
古谷 正人  高知医科大学, 医学部, 助教授 (00035437)
柴原 壽行  鳥取大学, 医学部, 助教授 (70116937)
有川 二郎  北海道大学, 医学部, 教授 (10142704)
西宗 義武  大阪大学, 微生物病研究所, 教授 (80029793)
研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
1996年度: 2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
キーワードBウイルス / ウイルス / サル / 霊長類
研究概要

今回わが国の国立大学動物実験施設協議会傘下の31施設について、マカク属(8種)とその他の属(6種)の計14種962検体を収集し、社団法人「予防衛生協会」でEIA法によるBウイルス抗体の検査を行った。その結果、総合成績では陽性サルが40%の割合で認められた。サル種別でみると、今まで報告されているカニクイザルが59%、アカゲザルが53%であり、予防衛生協会の過去の検査結果と特に問題になる差異があるとは思えなかったが、今回ニホンザルでも211/629(33%)の陽性個体を認められたことは新知見である。これらの陽性ザルを年齢別分布から見ると7歳以上で62%であり、加齢と共に陽性率が上昇していることが証明され、性成熟との関係が示唆された。
新薬の安全性試験と異なり、わが国の大学等研究機関における医学研究では、ニホンザルを使用した研究が目立ち、カニクイザルやアカゲザルとそれ程遜色無い抗体陽性率を示したニホンザルは、今後、ライフサイエンス分野において要注意である。また、マカク属以外のサルにも陽性ザルでも低率ながら陽性個体を認めたことは、その意義について今後詳細な調査を必要とする。なお地域別、性別の陽性抗体分布を調べたが、特に顕著な特徴を見いだせなかった。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書

URL: 

公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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