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発展機構を備えたソフトウェアの構成原理にかかわる総合研究

研究課題

研究課題/領域番号 08358025
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分企画調査
研究分野 計算機科学
研究機関北陸先端科学技術大学院大学

研究代表者

片山 卓也  北陸先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 教授 (70016468)

研究分担者 牛島 和男  九州大学, 工学部, 教授 (40037750)
阿草 清滋  名古屋大学, 工学部, 教授 (90026360)
宮本 衛市  北海道大学, 工学部, 教授 (00001173)
武市 正人  東京大学, 大学院・工学系研究科, 教授 (10011165)
伊藤 貴康  東北大学, 大学院・情報科学研究科, 教授 (80124551)
研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
キーワードソフトウェア発展 / ソフトウェア進化 / ソフトウェア構築方法論
研究概要

現代社会は極めて複雑かつ大規模なソフトウェアに強く依存しており、社会の複雑化や高度化にともなってその機能や能力を発展させることが強く要求されている。しかしながら、現在のソフトウェアは発展可能なようには作られておらず、社会の変化にソフトウェアを対応させるためのコストが極めて大きいことが指摘されている。これは、既存のソフトウェアによって社会システムの進歩が妨げられ、大きな社会問題が引き起こされうる可能性のあることを示している。
また、現在必要とされる大規模で複雑なソフトウェアは、その全体を初めから規定することが困難であり、発展を通して漸増的に機能拡張を行うことによってのみ構成可能であるということも指摘されている。更に、最近ではインターネットなど広域的な情報ネットワークを介して国際的な共同作業や共同研究をする機会が増えてきた。このような状況では、ソフトウェアは当初は予定されていなかった利用環境に適応できるように開放型に構成され、新しい環境で必要な機能を獲得し、発展出来ることが望ましい。
このようにソフトウェアが発展できる事は社会的、経済的あるいは学術的に極めて大きな意味をもつが、現在そのための組織だった方法は確立されていない。本研究では、ソフトウェアの発展のメカニズムを科学的に解明し、発展機構を備えたソフトウェアの構成原理の確立する予備的研究を行ない、(1)発展的ソフトウェアの理論、(2)ソフトウェア発展機構、(3)発展可能ソフトウェア構築方法論、(4)ソフトウェア発展方式(5)既存ソフトウェアの適応的発展の各観点から研究を行なうことが必要であることが判明した。また、平成9年度から発足する重点領域研究「発展機構を備えたソフトウェアの構成原理の研究」実施方策および運営方針についても検討をした。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] Takayasu Ito: "Efficient evaluation strategies for structured concurrency constructs in parallel Scheme systems" Springer Lecture Notes in Computer Science. Vol.1068. 22-52 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 笠原義晃,程京徳,牛島和夫: "Ada並行プログラムのためのタスク従属ネットとその自動生成" 電子情報通信学会論文誌. J79-D1巻 11号. 282-291 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] Hu,Z.,Iwasaki,H.,Takeichi,M.: "Deriving Structural Hylomorphisms from Recursive Definitions,Proceddings of ACM International Conference on Functional Programming (ICFP96)," 73-82 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 川口雄一: "クラスと部分構造を持つ対象の表現と計算--論理に基づいた単純な枠組みの提案" 人工知能学会誌. 第12巻 第1号. 48-57 (1997)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1999-03-08   更新日: 2016-04-21  

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