研究課題/領域番号 |
08405028
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
電子デバイス・機器工学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
萩行 正憲 大阪大学, 超伝導エレクトロニクス研究センター, 教授 (10144429)
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研究分担者 |
村上 博成 大阪大学, 工学研究科, 助手 (30219901)
青木 亮三 大阪大学, 工学研究科, 教授 (70037175)
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研究期間 (年度) |
1996 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
36,300千円 (直接経費: 36,300千円)
1998年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1997年度: 6,000千円 (直接経費: 6,000千円)
1996年度: 28,700千円 (直接経費: 28,700千円)
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キーワード | 高温超伝導 / テラヘルツ電磁波 / 超短光パルス / 超高速光反応 / 超伝導電流可視化装置 / 超伝導光磁束捕獲メモリ / 時間領域テラヘルツ分光 / サブテラヘルツ波 / 高温超伝導体 / 超高速光応答 / テラヘルツ波 / 超短レーザーパルス / Y_<0.7>Pr_<0.3>Ba_2Cu_3O_<7-δ> / 超伝導電流分布 / 時間領域テラヘルツ分光法 / 超伝導発振器 / 磁束 / 超伝導光磁束トラップメモリ / フェムト秒レーザー / 非平衡超伝導 |
研究概要 |
本研究の目的は、研究代表者らが平成7年に発見した現象である。「超短光パルス励起による高温超伝導体からのテラヘルツ電磁波放射」を利用した高性能のテラヘルツ波放射素子を開発すること、また、その特性を明らかにすることである。テラヘルツ自体の応用もまた副次的研究目的としている。得られた結果は、 1.高温超伝導薄膜材料と素子のアンテナ構造及び測定システムの改良により、100ミリワット励起で10マイクロワットクラスの放射が得られた。これは、半導体スイッチからのテラヘルツ波放射の最高水準に匹敵するものである。 2.放射特性のバイアス電流、励起パワー、温度依存性などを詳細に測定し、これから、放射機構として光による超伝導電子対破壊にともなう電流変調を提案した。 3.光パルス励起テラヘルツ波放射を利用した超伝導電流可視化装置を提案・実証した。 4.光パルスにより磁束を制御し、光パルス励起テラヘルツ波放射で読み取る新しい超伝導光磁束捕獲メモリを提案、動作を確認した。 5.CWマルチモード半導体レーザーと半導体光スイッチを用いたコンパクトなサブテラヘルツ放射源を試作した。 6.時間領域テラヘルツ分光システムを試作し、半導体評価などへ応用した。
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