研究課題/領域番号 |
08405029
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
情報通信工学
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
安藤 真 東京工業大学, 工学部, 教授 (90159533)
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研究分担者 |
櫻井 仁夫 (桜井 仁夫) 東京工業大学, 工学部, 助手 (30016620)
広川 二郎 東京工業大学, 工学部, 助教授 (00228826)
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研究期間 (年度) |
1996 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
23,100千円 (直接経費: 23,100千円)
1998年度: 3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
1997年度: 4,000千円 (直接経費: 4,000千円)
1996年度: 16,000千円 (直接経費: 16,000千円)
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キーワード | アンテナ / 導波管 / スロットアンテナ / ミリ波 / 平面アンテナ / 一層構造給電回路 / 同相給電 / 逆相給電 / 逆相給電T分岐回路 / 反射抑圧スロットペア / 相互結合 / 一層構造アンテナ / ホログラフ処理 / 近傍界測定 / 基本モード / 一層構造 |
研究概要 |
一層構造導波管スロットアレーの高機能化と高精度化を行った。放射導波管への入射方向を切り替えることで複数のビームを実現する方法を検討した。片側から給電したときにビーム方向が正面方向よりビーム幅の半分程度の角度だけ傾くようにスロット間隔を決めることで、導波管の左端と右端のそれぞれへの出力により左右の方向に2ビーム、さらに左端と右端への出力の和で正面方向に1ビーム、合計3ビームを実現した。12GHz帯での実験を行い、両側の出力の和を取った場合の利得は、片側の出力の場合のものに比べて約1dBの低下で抑えられたことを確認した。さらに、左端と右端への出力を適当な振幅差で加えることでビーム方向をビーム幅程度の範囲で走査できた。また、逆相給電型アンテナについて、放射導波管部だけでなく給電導波管部も含めた完全非接合を実現するために、給電導波管の側壁の両側にチョークを装荷した構造を検討した。波長に対して無視できないチョークの幅に対して、漏れ損失が最小となるチョークの深さと位置をモードマッチング法により電磁界解析した。40GHz帯での検討を行い、解析上でも実験上でも、チョーク装荷による漏れ損失の低減効果を確認した。さらに逆相給電を行った場合のスロット励振の周期性を考慮したモデルを用いて解析精度の向上を図り、22GHz帯の試作で35.5dBiの高利得を67%の高効率で実現した。
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