研究課題/領域番号 |
08405042
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
金属物性
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
足立 裕彦 京都大学, 工学研究科, 教授 (60029105)
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研究分担者 |
田中 功 京都大学, エネルギー科学研究科, 助教授 (70183861)
小出 康夫 京都大学, 工学研究科, 助教授 (70195650)
河井 潤 (河合 潤) 京都大学, 工学研究科, 助教授 (60191996)
松原 英一郎 京都大学, 工学研究科, 助教授 (90173864)
白井 泰治 大阪大学, 工学研究科, 教授 (20154354)
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研究期間 (年度) |
1996 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
37,500千円 (直接経費: 37,500千円)
1997年度: 11,500千円 (直接経費: 11,500千円)
1996年度: 26,000千円 (直接経費: 26,000千円)
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キーワード | 結晶格子欠陥 / EELS / 超微粒子 / 界面構造 / ポジトロン消滅測定 / ESCA / オージェ分光 / 分子軌道法 / 電子論 / オージェ / FELS / 陽電子 |
研究概要 |
金属材料中の格子欠陥や粒界における局所構造・特性に関する研究は金属学の最も基本的で重要な問題であり、かつ未解決の部分の多い分野である。またこの問題は次世代の文明を支える新機能材料や特殊合金の開発のためにも、避けて通れないものとして関心が高まっている。現在まで金属中の局所構造に関しては、実験的にはX線、電子線回析やポジトロン消滅測定などによる構造解析、およびESCA、オージェ、EELSなどの分光法による状態分析、そして理論的にはクラスターモデルの電子状態計算や、分子動力学法などによる特性・構造予測などが行われている。しかし従来は、実験的研究と理論的研究とが互いに独立して行われ、あるいは独立に行われた実験を説明するための理論計算という形で行われているため、それらの有効性が十分発揮されていない。本研究課題においては理論と実験の両面から研究を進め、特にそれらを有機的に結合した。特に実験的研究においては、理論計算に耐えられるような、よく局所制御された試料について精度の高い測定を行った。理論面からはDV-Xαのクラスター法を用いて実験データを徹底的に解析し、問題的を指摘してそれを実験研究にフィードバックさせた.具体的に次のような問題を取り上げた.1.結晶格子欠陥の局所構造と局所電子状態2.EELS測定による粒界の微細構造解析と電子状態の直接観察3.Ni超微粒子の界面構造と特性の評価に関する研究4.金属/半導体界面の局所構造と特性に関する研究
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