研究分担者 |
青山 和浩 東京大学, 大学院・工学系研究科, 助教授 (80222488)
大坪 英臣 東京大学, 大学院・工学系研究科, 教授 (20011132)
伏見 彬 東京大学, 大学院・工学系研究科, 教授 (10272379)
榎澤 誠 東京大学, 大学院・工学系研究科, 助手 (40011077)
大塚 守三 東京大学, 大学院・工学系研究科, 助手 (30010896)
町田 進 東京大学, 大学院・工学系研究科, 教授 (70010692)
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配分額 *注記 |
21,300千円 (直接経費: 21,300千円)
1999年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1998年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1997年度: 6,400千円 (直接経費: 6,400千円)
1996年度: 11,000千円 (直接経費: 11,000千円)
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研究概要 |
本研究は,製品情報を生成する設計システムと解析システムとを統合化する必要があると考え,情報伝達を円滑に可能とする統合化手法に関して研究を行ったものである。この際に,製品情報を統合的に管理する「製品モデル」に着目し,製品モデルの生成を支援する製品定義システムとCAEとを,製品モデルを中核として統合化することを検討した。以下に本研究で得られた成果を整理する。 (1)基本設計支援システムの構築基本設計支援システムの構築 基本設計における船のトリム計算や,スタビリティ計算などを支援するために,研究代表者らが提案している製品モデルの情報を有効に利用した解析システムを構築した。この際に,製品モデルとして荷物の情報の表現方法に関して検討することの重要性を確認した。このシステムで得られる情報は,船体運動の解析システムに必要な情報となることも理解できた。 (2)構造解析支援システムの構築と統合化 船体構造の構造解析を支援するために,製品モデルの情報を有効に利用した構造解析支援システムを構築した。具体的内容は,製品モデルの情報として定義されている構造部材の形状情報と板厚や材質などの属性情報を利用して,有限要素法解析で必要な有限要素データを自動生成し,設計者の情報作成の効率化を支援するシステムを構築した。 (3)利用しやすい統合化システムの枠組みの提案とプロトタイプ・システムの構築 複数の解析システムを製品モデルを中核に統合化する際に有効と思われるシステムの基本構成に関して考察した。目的に応じたシステム統合をプログラム的に実現する形態を変更し,将来の統合化の拡張,全く別の解析システムとの統合化問題への対応などを検討する必要があると判断し,総合化手法に有効であると考えられるシステムの部品化とその組み合わせ環境の整備に関して検討した。その結果,柔軟に統合化を検討できるシステムのプロトタイプを構築することができた。
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