研究課題/領域番号 |
08406001
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
育種学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
遠藤 隆 京都大学, 農学研究科, 教授 (60068830)
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研究分担者 |
那須田 周平 京都大学, 農学研究科, 助手 (10273492)
宮下 直彦 京都大学, 農学研究科, 助教授 (20212243)
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研究期間 (年度) |
1996 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
28,600千円 (直接経費: 28,600千円)
1999年度: 3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
1998年度: 2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
1997年度: 9,400千円 (直接経費: 9,400千円)
1996年度: 13,200千円 (直接経費: 13,200千円)
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キーワード | オオムギ / パンコムギ / 配遇子致死染色体 / 染色体構造変異 / 物理的染色体地図 / deletion mapping / FISH / GISH / 染色体地図 / 欠失 / 転座 / in situ hybridization / サブテロメリック配列 / 欠失系統 / PCR |
研究概要 |
本研究は、配遇子致死染色体を利用して、パンコムギに添加されているオオムギ染色体に欠失や転座などの染色体構造変異を誘発し、各種のDNAマーカーを用いたオオムギ染色体の欠失地図作製(deletion mapping)を行い、オオムギ染色体の物理的染色体地図を作製しようとするものである。平成8〜11年度の成果は以下の通りである。 1.オオムギ染色体に構造変異を起こす系統の育成 2種類の配遇子致死染色体(Aegilops cylindricaとAegilops triuncialis由来)を、交配と細胞学的選抜によりパンコムギのオオムギ染色体添加系統(6系統)に導入した。この系統の子孫ではオオムギ染色体の構造変異の出現が期待さた。 2.染色体分染と蛍光分子雑種形成法を用いたオオムギ染色体同定法の開発 染色体分染法(c-バンド、N-バンド)と分子雑種形成法(オオムギ特有のサブテロメリック配列をプローブに用いたFISH(fluorescence in situ hybridization)及び全ゲノムDNAをプローブにしたGISH(genomic in situ hybridization))を組み合わせて、パンコムギに添加されているオオムギ染色体の構造変異を確実に同定できる手法を開発した。 3.オオムギ染色体構造変異の同定、選抜 上記の系統と手法を用いて研究し、配遇子致死染色体によりどのオオムギ染色体にも構造変異が高頻度で誘発されることを明らかにした。 4.オオムギ染色体の物理的地図作製 オオムギ7H染色体について多数の欠失と転座を選抜し、それらを用いてRFLPマーカーとAFLPマーカーの染色体地図作製を行い、本研究で育成したオオムギ染色体構造変異系統が物理的染色体地図作製に有効であることを明らかにした。
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