研究課題/領域番号 |
08406014
|
研究種目 |
基盤研究(A)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
水産学一般
|
研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
藤尾 芳久 東北大学, 農学部, 教授 (80023422)
|
研究分担者 |
池田 実 東北大学, 農学部, 教務職員 (70232204)
中嶋 正道 (中島 正道) 東北大学, 農学部, 助教授 (20192221)
木島 明博 東北大学, 農学部, 教授 (50161451)
|
研究期間 (年度) |
1996 – 1998
|
研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
|
配分額 *注記 |
18,000千円 (直接経費: 18,000千円)
1998年度: 5,600千円 (直接経費: 5,600千円)
1997年度: 5,700千円 (直接経費: 5,700千円)
1996年度: 6,700千円 (直接経費: 6,700千円)
|
キーワード | 遺伝資源 / 天然集団 / 人工種苗 / 集団遺伝学 / アイソザイム分析 / DNA分析 / 遺伝的分化 / 遺伝的変異性 / 野生集団 / アイソザイム分布 / 系統 / 自然集団 / RAPD分析 / 耐性 / 遺伝的組成 |
研究概要 |
天然集団と養殖集団を含んだ多くの水族における遺伝資源の存在様式をアイソザイム分析やDNA分析により把握し、さらに養殖化に伴った集団の遺伝的変化を実験的に捉えた。その結果、 1) 天然集団においては、種によって著しい地理的分化を示す場合があり、個々の地域集団を保全単位としてみなすことの重要性を示唆した。 2) 養殖集団では多くの場合、天然集団よりも遺伝的分化の程度が大きく、この要因が主に養殖化に伴う創始者効果であることを実験的に明らかにした。 3) 様々な集団の遺伝的変異性を調べた結果、(1)種内ではほぼ均一であるが、種間では大きく異なっている場合があること、(2)養殖集団では天然集団に比べ変異性が低下する場合もあれば上昇する場合もあることが示された。 4) 集団中における有害遺伝子の存在を実験的に示唆し、上記の結果もふまえて水族集団の保全方策(育種管理)について考察した。
|