研究課題/領域番号 |
08407005
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
薬理学一般
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
渡邉 建彦 (渡邊 建彦 / 渡邉 健彦) 東北大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (70028356)
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研究分担者 |
山内 広平 岩手医科大学, 医学部, 助教授 (20200579)
大津 浩 東北大学, 大学院・医学系研究科, 講師 (60250742)
谷内 一彦 東北大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (50192787)
倉増 敦朗 東北大学, 大学院・医学系研究科, 助手 (90302091)
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研究期間 (年度) |
1996 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
36,300千円 (直接経費: 36,300千円)
1999年度: 5,600千円 (直接経費: 5,600千円)
1998年度: 5,700千円 (直接経費: 5,700千円)
1997年度: 8,000千円 (直接経費: 8,000千円)
1996年度: 17,000千円 (直接経費: 17,000千円)
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キーワード | ヒスタミン / ヒスチジン脱炭酸酵素 / ヒスタミンN-メチル基転位酵素 / H_3受容体 / ノックアウトマウス / トランスポーター / ヒスタミン・トランスポーター / ヒスタミンH_3受容体 / ヒスチジン脳炭酸酵素 / ヒスタミンN-メチル基転移酵素 / ヒスタミンH3受容体 / ヒスチジン・デカルボキシラーゼ / ヒスタミンN-メチルトランスフェラーゼ |
研究概要 |
ヒスタミンは最も古い生体アミンの一つであり、平滑筋収縮、血管透過性亢進、胃酸分泌を初め、多くの生体機能に関係している。その基盤であるヒスタミン関連システムの分子生物学の分野でも、最近、大きな進展がみられた。現在、未解決の分子生物学的課題は、(1)ヒスタミントランスポーターの存在と本体、(2)ヒスタミンH3受容体のクローニング、(3)ヒスタミン合成酵素であるヒスチジン脱炭酸酵素(HDC)の遺伝子発現調節機構とHDC遺伝子ノックアウトマウスの作成、(4)ヒスタミンの分解酵素であるヒスタミンN-メチル基転移酵素(HMT)遺伝子のクローニングである。 本研究では、この4つを目的とした。その結果、(1)ヒスタミントランスポーターについては、存在を示すことができ、今後の研究の糸口を掴んだ。(2)ヒスタミンH3受容体のクローニングは残念ながら、昨年5月にアメリカのローベンベルグらに先を越された。(3)ヒスタミン合成酵素であるヒスチジン脱炭酸酵素(HDC)の遺伝子発現に転写開始点附近のCpG島の脱メチル化が重要であることを明らかとし、また、HDC遺伝子ノックアウトマウスを作成した。これは、本研究の最大の成果で、今後の表現型の解析によりヒスタミンの新規機能が発見される期待が強まった。(4)ヒスタミンの分解酵素、ヒスタミンN-メチル基転移酵素(HMT)遺伝子のクローニングについては、上流域の決定がまだであるが、臨床的研究から喘息遺伝子の一つとなる可能性がでてきた。
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