研究課題/領域番号 |
08407029
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外科学一般
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
浅野 武秀 (1998-1999) 千葉大学, 医学部, 講師 (80143311)
磯野 可一 (1996-1997) 千葉大学, 医学部, 教授 (70009489)
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研究分担者 |
高山 亘 千葉大学, 医学部・付属病院, 助手 (60292702)
剣持 敬 千葉大学, 医学部・付属病院, 講師 (50215133)
中郡 聡史 国立がんセンター東病院, 外科, 医師
神宮 和彦 千葉大学, 医学部・付属病院, 医員
宮内 英聡 千葉大学, 医学部・付属病院, 医員
中郡 聡夫 国立がんセンター東病院, 外科, 医師 (10261918)
所 義治 千葉大学, 医学部, 医員
貝沼 修 千葉大学, 医学部・付属病院, 医員
浅野 武秀 千葉大学, 医学部, 講師 (80143311)
中島 一彰 千葉大学, 医学部, 助手 (20261919)
軍司 祥雄 千葉大学, 医学部, 助手 (60241957)
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研究期間 (年度) |
1996 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
40,300千円 (直接経費: 40,300千円)
1999年度: 7,900千円 (直接経費: 7,900千円)
1998年度: 8,200千円 (直接経費: 8,200千円)
1997年度: 8,800千円 (直接経費: 8,800千円)
1996年度: 15,400千円 (直接経費: 15,400千円)
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キーワード | 集束超音波 / 熱凝固 / 肝腫瘍 / キャビテーション / 位相差駆動 / 低侵襲治療 / 肝臓外科 / 超音波外科 / High Intensity Focused Ultra sound / Thermal Ablation / Liver Tumor / Minimally Invasive Therapy / 肝癌 / 熱凝固療法 / フリーラジカル / 低侵襲 / 転移性肝癌 / 肝細胞癌 / Thermal ablation / 変調周期超音波 / ホットナイフ / VX2移植肝腫瘍 / 局所的抗腫瘍 / Cavitation Suppression Technique |
研究概要 |
超音波エネルギーをフォーカシングする集束超音波について、以下の2点から低侵襲有効ながん治療法となり得るか否か検討した. 1.超音波音場で発生する活性酸素を利用したがん治療の基礎的研究 ESRでの測定では、超音波キャビテーションによってヒドロキシラジカル、ー重項酸素等のラジカルが産生されていることが判明した。このようなラジカル産生能を持つ音場によって、前投与された光増感剤が活性化され、量依存的に殺腫瘍細胞効果が増強されることを明らかとした。この効果は、ラジカルスカベンジャーであるアスコルビン酸で抑制されることから、超音波と光増感剤によりフリーラジカルが発生し、殺腫瘍細胞効果が生じているものと考えられた。マウス実験腫瘍の増殖も抑制され、超音波と光増感剤の併用は今までの光化学療法では適応とならなかった体深部の癌にする腫瘍選択性を持った新しい低侵襲の治療法として期待できると考えられた。 2・集束超音波を用いた癌のThermal ablationの基礎的研究 組織内に集束させる超音波エネルギーをさらに増強すると、焦点領域を熱凝固壊死させることが可能である。このThermal ablation効果をがん治療に応用することを目的として、単一波と周波数変調波を組み合わせた照射法を考案し、焦点領域へのエネルギー伝搬の効率化を図ったところ、照射領域でのキャビテーションによるマイクロバブルの発生を抑制し得、設定した焦点と実際に焼灼される範囲や位置をほぼ一致させることが出来た。集束超音波を用いて、家兎やブタの肝内の目的領域を焼灼壊死させることも可能であった。 集束超音波は体外から非観血的に超音波画像下に肝腫瘍をThermal Ablationする夢の治療法として、臨床応用に向けて精力的に研究を進めるべきものと考えられた。
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