研究課題/領域番号 |
08408033
|
研究種目 |
基盤研究(A)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
発生生物学
|
研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
濱田 博司 大阪大学, 細胞生体工学センター, 教授 (00208589)
|
研究分担者 |
西條 幸男 大阪大学, 細胞生体工学センター, 助手 (20260333)
藤井 秀太 大阪大学, 細胞生体工学センター, 助手 (10273723)
|
研究期間 (年度) |
1996 – 1998
|
研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
|
配分額 *注記 |
29,200千円 (直接経費: 29,200千円)
1998年度: 2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
1997年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
1996年度: 23,300千円 (直接経費: 23,300千円)
|
キーワード | 形態形成 / 細胞分化 / transcriptional regulation |
研究概要 |
1)多能性維持の機構:多能性細胞に特異的な転写因子Oct-3の下流遺伝子の一つ(226)について解析した。226蛋白質は、発生初期の細胞に置いては染色体に結合しており、広範な遺伝子発現の制御あるいは細胞周期の制御に関与している事が示唆された。 2)左右軸決定の機構:lefty-1、lefty-2 について、遺伝子欠損マウスを作製しその形質を解析した。その結果、少なくともlefty-1に関しては、左右の決定に必要な因子であることが判った。カエル胚を用いてLefty蛋白質の活性を検討した所、神経誘導・二次軸誘導の活性を持ち、その作用機構を知るためのアッセイ系が確立された。また、lefty-1、lefty-2の転写調節領域をトランスジェニックマウスの系で解析し、左右非対称な発現を規定しているcis-elementを同定した。3)初期発生における内在性レチノイン酸の役割:レチノイン酸を不活性化する酵素P450RAを利用して、内在性レチノイン酸の役割を解析した。この酵素をカエル胚に導入すると、種々の発生異常を誘導することが判った。遺伝子欠損マウスの作製を開始した。4)神経細胞の分化・成熟の機構:未知の神経栄養因子の受容体を同定し、その発現様式を調べた所、末梢神経に特異的に存在することが判った。
|