研究課題/領域番号 |
08408034
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
神経化学・神経薬理学
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研究機関 | 旭川医科大学 |
研究代表者 |
藤沢 仁 (藤澤 仁) 旭川医大, 医学部, 教授 (10027039)
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研究分担者 |
木谷 隆子 旭川医科大学, 医学部, 教務職員 (70101417)
竹内 昌之 旭川医科大学, 医学部, 助手 (40226999)
石田 敦彦 旭川医科大学, 医学部, 助手 (90212886)
亀下 勇 旭川医科大学, 医学部, 助教授 (60127941)
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研究期間 (年度) |
1996 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
34,600千円 (直接経費: 34,600千円)
1998年度: 5,700千円 (直接経費: 5,700千円)
1997年度: 13,700千円 (直接経費: 13,700千円)
1996年度: 15,200千円 (直接経費: 15,200千円)
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キーワード | カルシウムイオン / カルモデュリン / 脳 / 蛋白質燐酸化酵素 / シグナル伝達 / 酵素活性の調節機構 / 蛋白質脱燐酸化酵素 / CaMキナーゼカスケード / 蛋白質燐酸化反応 / cDNAクローニング |
研究概要 |
1.カルシウム/カルモデュリン依存性蛋白質燐酸化酵素II(CaMキナーゼII) (1)CaMキナーゼIIの自己燐酸化部位であるスレオニン-286を特異的に脱燐酸化する酵素が脳に存在することをゲル内アッセイ法で明らかにし、CaMキナーゼIIがスレオニン-286の燐酸化と脱燐酸化によって活性が調節されている可能性を示した。 (2)CaMキナーゼIIのスレオニン-286を特異的に脱燐酸化する新しい蛋白質脱燐酸化酵素をラット脳から純粋に精製し、その性質を明らかにした。 (3)CaMキナーゼIIの遺伝子から発現する蛋白質αKAPの細胞内分布を特異抗体を用いて明らかにした。 2.カルシウム/カルモデュリン/キナーゼ/キナーゼ・カスケード (1)CaMキナーゼIVが上流のCaMキナーゼキナーゼによって燐酸化される部位を燐酸化ペプチドの解析によりN末端から196番目のスレオニンであることを明らかにした。 (2)CaMキナーゼキナーゼのアイソフォーム(CaMキナーゼキナーゼβ)をラットの小脳からクローニングして組み換え酵素を発現させた。さらにβアイソフォームに特異的な抗体を調整して脳内部位分布を調べ、αアイソフォームの分布と比較した。 (3)CaMキナーゼキナーゼαの組み換え酵素を用いて基質特異性を調べた。 (4)CaMキナーゼIVがCa^<2+>/カルモデュリンによってCaMキナーゼキナーゼ低感受性型酵素に転換されることを見出し、CaMキナーゼカスケードの新しい制御機能の可能性を示した。
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