研究課題/領域番号 |
08451043
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会学(含社会福祉関係)
|
研究機関 | 聖徳大学 |
研究代表者 |
高尾 公矢 聖徳大学, 人文学部, 教授 (50167483)
|
研究分担者 |
山村 滋 大学入試センター, 研究開発部, 助教授 (30212294)
大橋 薫 聖徳大学, 人文学部, 教授 (90062067)
佐藤 守 聖徳大学, 人文学部, 教授 (50006524)
佐藤 智美 聖徳大学, 人文学部, 助教授 (80240076)
|
研究期間 (年度) |
1996 – 1998
|
研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
|
配分額 *注記 |
6,100千円 (直接経費: 6,100千円)
1998年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1997年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1996年度: 4,000千円 (直接経費: 4,000千円)
|
キーワード | 高齢者保健福祉計画 / ゴールドプラン / マンパワー / 介護保険 / 特別養護老人ホーム / 福祉のまちづくり / 福祉サービス / 介護基盤整備 / 福祉コミュニティ / 介護保険事業計画 / 在宅サービス / 福祉システム / 高齢社会 / 新ゴールドプラン / 住民参加 / 公的介護保険 / 公的介護保倹 / 在宅介護サービス / サービス供給体制 / ホームヘルパー / 地域福祉計画 / 社会福祉協議会 |
研究概要 |
それぞれの自治体が策定した「老人保健福祉計画」を集計した結果、ゴールドプランの目標値を大幅に上回ったため、政府は平成6年12月に「高齢者保健福祉推進十か年戦略の見直し」(新ゴ〜ルドプラン)を策定した。「計画」の目標年度が迫りつつある現在もなお市区町村の「高齢者保健福祉計画」にもとづく福祉サービスは、財源難や福祉マンパワーの不足など基盤整備の立ち後れが指摘されている。 平成12年4月には介護保険が導入されるが、保険者は市町村であり、介護保険が円滑に機能するか否かは「高齢者保健福祉計画」の進捗状況が鍵を握っているといっても過言ではない。 この研究の目的は、全国3300の区市町村を対象にした調査によって全国の自治体が策定した高齢者保健福祉計画がどの程度実現されているのかを把握し、自治体ごとに高齢者介護基盤整備が進んでいる背景と遅れている背景を明らかにし、「計画」を推進するための具体的提言を行うこと、全国の自治体の中から基盤整備が進んでいる自治体を選定してその背景を解明することにより、福祉サービス供給体制のあり方を検討することにある。 全国の自治体を対象にした高齢者保健福祉計画の進捗状況に関する調査によって得られた知見は、次の通りである。(1)区市町村の保健福祉サービスは、自治体ごとに格差が広がっており、小規模自治体ほど「計画」の完全実施が困難であること、一方大規模自治体では、特別養護老人ホームの不足から待機者が激増するという事態が発生していることなどが明らかとなった。(2)「計画」が遅れている背景には、財政難・用地取得難・マンパワー不足などがあるが、それだけではなく現実の福祉サービスの自治体間格差は、住民のニーズを深刻に受けとめて自治体の負担増を覚悟で福祉サービスの向上に努力してきたか否かが自治体間格差を生んでいるといえる。
|