研究課題/領域番号 |
08451063
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
日比 裕 名古屋大学, 教育学部, 教授 (60032504)
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研究分担者 |
飯島 薫 名古屋大学, 教育学部, 助手 (30252208)
的場 正美 名古屋大学, 教育学部, 教授 (40142286)
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研究期間 (年度) |
1996 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
5,700千円 (直接経費: 5,700千円)
1998年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1997年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1996年度: 3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
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キーワード | 授業分析 / 自然物 / 授業諸要因 / 思考 / 体験活動 / 構成活動 / 実験活動 / 学年的配列 / 授業研究 / 体験的活動 / 構成的活動 / 実験的活動 / 相互作用 |
研究概要 |
本研究は、水、砂、草といった自然物や空気、砂糖、電気といった身の周りに存在する具対物を使用した授業における体験的、構成的、実験的諸活動の学年的配列がどのような連続性と発展性を有するかを、授業諸要因の関連構造の観点から再構成することを目的としている。 1. 子どもの思考の動きのみられる表現のまとまり、それは授業諸要因の関連構造の一部であるが、その関連構造を抽出し、解釈し、要因を確定する手順を明確にした。その結果「授業の性格に対応した分析方法があり、その分析により、授業の性格がより顕在化される。」ということが確認できた。 2. 体験的、構成的、実験的諸活動の学年的記列がどのように連続性と発展性を有するかを授業実験的に確かめるために、小学校第1学年では「カルタ遊び」の授業を、第3学年では「お面づくり」の授業を、第5学年では「てこ」の授業を実施した。 3. 授業諸要因の関連構造の観点から先に述べた連続性と発展性を考察する場合、従来おこなってきた分節分けよりも、直観、発見、イメージといった要因に注目し、その連続性と発展性を究明する場合には、思考の質の転換を指標として分節を区分する方が、要因の連続性と発展性を明らかにできる。 4. 授業諸要因の、例えば、なし、リンゴ、猫といった具体物を示すレベルから、例えば、類推、直観といった精神活動を示すレベルに要因が発展するときの子どもの表現形式を明らかにできた。
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