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医療過誤民事判例をめぐる問題点の多角的検討

研究課題

研究課題/領域番号 08452005
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 民事法学
研究機関北海道大学

研究代表者

東海林 邦彦  北海道大学, 法学部, 教授 (00004151)

研究分担者 町村 泰貴  北海道大学, 小樽商科大学・商学部, 助教授 (60199726)
高波 澄子  北海道大学, 法学部, 助手 (70281772)
松久 三四彦  北海道大学, 法学部, 教授 (10142788)
研究期間 (年度) 1996 – 1997
研究課題ステータス 完了 (1997年度)
配分額 *注記
7,800千円 (直接経費: 7,800千円)
1997年度: 4,600千円 (直接経費: 4,600千円)
1996年度: 3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
キーワード医事法 / 医療事故(過誤) / 損害賠償(訴訟) / 民事責任 / 被害者救済 / 事故法 / 紛争解決(機構) / ADR / 医療事故 / 医療過誤訴訟 / 民事損害賠償 / 自己予防 / リスク・マネージメント / 医療過誤 / 民事損害賠償訴訟
研究概要

(1)予備調査--医療過誤事件関係の弁護士・裁判官、臨床医師、厚生省担当官および患者・被害者の会、市民団体関係者等十数名の方々に直接インタビュウをおこない、さらに書面によるアンケート予備調査では同様の関係者十数名からの回答を得、問題の発見・整理ないし情報収集等につき資するところ大であった。
(2)医療過誤訴訟における訴訟代理人たる弁護士(事務所)を対象とする、アンケートによる実態・意識調査--回収数は一割強で少ないという問題点があるにせよ、医療事故をめぐる弁護士の実務実態と意識・意見の一端を示す貴重な資料としての価値は十分あるとおもわれ、集計結果と自由記述部分を報告書に収載。
(3)総論理的問題ないし制度論をめぐるシンポジウムないし(座談会形式の)小研究会での論議・情報収集--医療事故訴訟ないしその他の紛争解決・被害救済制度の現状とその問題点につき、医療事故問題に詳しい弁護士・医師・その他の専門家、場合により患者・原告ないし市民団体の方にも、参加していただいて、異なる立場から、そしてとくに現場のあるいは自らの経験にもとずいて、意見・情報をだしていただき、あるべき改革の方向等につき議論を重ねた。これらはほぼ完全な形で記録にとり報告書に収載されているが、今後の調査・理論研究にとっても示唆するところ大であった。
(4)個別事例ないし判例の研究--:
1.座談会形式の(小)研究会--一般外科・救急医療・歯科・人間ドック・精神科医療等の各分野における総合判例研究のかたちで、関係医師・歯科医師・弁護士・研究者の方々(さらに可及的に関連専門医師)に参加・報告・議論していただいた(その主要なものは、速記のうえ報告書に収載)。
2.訴訟記録の精査・関係当事者への聞き取り調査を含むケース・スタディー-パイロット・ケース・スタディとしての「小沢事件」の調査・研究については、札幌・医療事故民事判例研究会および筑波大学・東京・大塚校舎における第二回合同研究会での発表・討議を重ね報告書にとりまとめた。その他小樽訴訟を中心とする予防接種禍訴訟については札幌地区の研究者で訴訟記録の精査、関係弁護士・裁判官・行政への聞き取り等の作業をかさね、また金沢・京都・筑波の各地区の研究協力者による同様の作業が続けられたが、完成にまでは至らず、なお継続中である。
(5)その他報告書には、研究分担者・研究協力者から寄せられた個別研究論攷・意見表明小論等を収載。

報告書

(3件)
  • 1997 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1996 実績報告書

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公開日: 1996-03-31   更新日: 2016-04-21  

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