研究課題/領域番号 |
08453015
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経営学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
大滝 精一 東北大学, 経済学部, 教授 (20138556)
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研究分担者 |
山本 昌弘 明治大学, 商学部, 助教授 (10261489)
権 奇哲 東北大学, 経済学部, 助教授 (40261490)
大西 匡光 大阪大学, 経済学部, 助教授 (10160566)
金崎 芳輔 東北大学, 経済学部, 教授 (30204572)
武藤 滋夫 東京工業大学, 社会理工学研究科, 教授 (50126330)
若林 直樹 東北大学, 経済学部, 助教授 (80242155)
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研究期間 (年度) |
1996 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
7,400千円 (直接経費: 7,400千円)
1998年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1997年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
1996年度: 3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
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キーワード | 先端技術企業 / 事業戦略 / 評可(構造) / 戦略 / 意思決定 / 先端技術 / 評価構造 / 事業戦略評価 / 共同研究開発 / 投資決定過程モデル / 財務評価モデル / ゲーム論的企業行動論 |
研究概要 |
本研究は、国の競争力を担う先端的ハイテク技術企業が、事業戦略の実施に対していかなる評価構造やメカニズムをもち、それがどのように経営上の意思決定に影響を与えているのかを明らかにすることを目指したものであった。 本研究では事業構造の評価といったとき、あらゆる尺度(例えば人・もの・金・情報といった経営資源)を網羅するように複数の学問分野からアプローチが図られた。本研究の個別的成果は主に以下のとおりである。(1)先端技術企業はいかに事業戦略評価を行うべきかをゲーム論的に分析した研究、(2)事業戦略を評価するためのファイナンス・モデルおよび数理モデルを構築した研究、(3)戦略的投資意思決定理論を先端技術企業に応用し事業構造の評価を行った研究、(4)共同研究開発・研究プロジェクトのマネジメントにおいて評価構造の重要性と望ましいあり方を検討した研究、(5)「人の評価構造」を含む人事管理システムが先端技術企業においてどうあるべきかについて考察した研究、(5)事業構造の成果をいつ、いかにして、何を測定するべきかについて論じた研究、である。 これら研究結果をまとめる段になって、ある尺度において最適な評価構造が他の尺度において最適な評価システムではないということが明らかになっていった。包括的な事業評価システムを構築していく上で、それぞれの要素をどれだけうまく組み合わせ、全体としての評価能力をいかに高めていくのかというのは、今後さらに論及すべき課題である。
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