研究課題/領域番号 |
08454086
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
固体物性Ⅰ(光物性・半導体・誘電体)
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研究機関 | 東京理科大学 |
研究代表者 |
上村 洸 東京理科大学, 理学部, 教授 (60011475)
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研究分担者 |
諏訪 雄二 日立研究所, 前助手 (20216500)
中山 隆史 千葉大, 理学部, 助教授 (70189075)
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研究期間 (年度) |
1996 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
7,800千円 (直接経費: 7,800千円)
1998年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1997年度: 2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
1996年度: 4,000千円 (直接経費: 4,000千円)
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キーワード | 第一原理計算 / 半導体超格子 / 束縛励起子 / 強磁場 / 光学特性 / 銅酸化物高温超伝導体 / 多電子状態 / 反強磁性秩序 / 高温超伝導 / YBCO / 超伝導状態 / 多重量子井戸構造 / 理論 / 励起子 / ガリウム燐 / アルミニウム燐 / アルカリハライド超格子 / 膜厚依存性 |
研究概要 |
本研究は、(GaP)n(AlP)n短周期超格子の発光機構を明らかにすることを目的として研究を始めたが、丁度研究がスタートした頃に、高温超伝導のアンダードープ濃度領域で、1993年に本研究の研究代表者・上村洸と研究分担者・諏訪雄二が提案した電子・スピン状態の「上村・諏訪モデル」について、これをサポートする実験結果がいくつかの実験グループから報告され、これに応えて高温超伝導の研究も進めなければならなくなった。しかし研究課題名を変更することは出来なかったので、標記の研究課題のもとに、平成9年度の2年目からは、半導体と高温超伝導という二つの研究テーマについて、平行して研究を推進することで承認を得、研究を遂行した。 (GaP)n(AlP)n短周期超格子の発光機構については、第一原理計算を行い、その結果、GaP/AlP界面に存在する数百オングストロームの量子ドット型の欠陥に電子が束縛された束縛励起子からの発光ということで強磁場下の異常なPL現象を説明することができ、発光機構を明らかにすることができた。また銅酸化物超伝導物質についても、ランタン系のCuO_6のみならず、イットリウム系、ビスマス系についても、CuO_5ピラミッドについて第一原理計算を行い、アンダードープ領域で、「上村・諏訪モデル」が成り立つことを示すことができた。
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