研究課題/領域番号 |
08454144
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地質学
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研究機関 | 琉球大学 |
研究代表者 |
山本 聰 琉球大学, 理学部・物質地球科学科, 教授 (50124855)
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研究期間 (年度) |
1996 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
5,200千円 (直接経費: 5,200千円)
1998年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1997年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1996年度: 3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
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キーワード | サンゴ礁泥(Lime mud) / サンゴ礁粘土(Lime clay) / HMC / アラレ石 / 沈澱 / ミクライト / サンゴ礁粘土 / Lime clay / 高マグネシウム方解石 / 穿孔 / サンゴ礁泥 / 高ストロンチウムアラレ石 / 続成作用 / 細粒化 / 石垣島 / 沖縄本島 / サンゴ礁 / Lime mud / 係留観測 |
研究概要 |
本研究は、石炭岩を固結させるのに基本的な物質であるミクライトが現在のサンゴ礁環境で、サンゴ礁泥(Lime mud)としてどのように生成されているかを解明することである。 その結果、シルト、粘土サイズのサンゴ礁泥の炭酸塩は、高マグネシウム方解b(HMC)やアラレ石を含むものであるが、これらの鉱物に含まれる、Mg/Cn、Sr/Cnの比は粗粒の炭酸塩に比べて低くなっていることが解った。これは、粗粒の炭酸塩が細粒化してサンゴ礁泥になる過程で炭酸塩の鉱物学を変化させない程度、MgやSrが溶け出しているためと考えられる。 また、本研究で初めて、サンゴ骨格や、石炭岩中に、パッチ状に含有される、サンゴ礁粘土(Lime clay)があることが解った。このLime clayはHMC質のものであり、サンゴや石炭岩をBoringして出来を空間で細かいHMC質の炭酸塩が沈殿して生成されている事が解った。
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