研究課題/領域番号 |
08455036
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用光学・量子光工学
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研究機関 | 福井大学 |
研究代表者 |
小林 喬郎 福井大学, 工学部, 教授 (90006247)
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研究分担者 |
平等 拓範 福井大学, 工学部, 助手 (50216595)
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研究期間 (年度) |
1996 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
6,400千円 (直接経費: 6,400千円)
1997年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1996年度: 4,200千円 (直接経費: 4,200千円)
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キーワード | 光パラメトリック発振器 / マイクロチップレーザー / CLBO結晶 / KTP結晶 / Nd:YVO_4 / Qスイッチ / 第2高調波発生 / 第4高調波発生 / CLBO / スイッチ / KTP / E / O-Qスイッチ |
研究概要 |
本研究の目的は、半導体レーザー(LD)励起マイクロチップレーザーと新しい非線形光学結晶であるCLBO(CsLiB_6O_<10>)を用いてコンパクトな光パラメトリック発振器(OPO)を開発することにある。最終年度ではNd:YAGとNd:YVO_4レーザーの四倍波によるUV領域のOPOを試みた。 (1)OPOの励起源として、共振器内部SHGによるLD励起Nd:YVO_4マイクロチップグリーンレーザーを開発した。まず、M^2因子を用いた最適設計法を確立し、CW動作でスロープ効率%と高効率発振特性を実現した。さらにKTPE/OQスイッチを採用することにより超小型共振器構成でグリーン領域で1.5kW尖頭出力を得た。 (2)CLBOを用いてNd:YAGの四倍波(266nm)を平均出力1Wで得た。これは、BBOを用いた場合に比べ二倍程度高い変換効率である。 (3)セルマイヤー方程式を用いて小型CLBO-OPO特性を理論的に検討し、波長可変領域1PHz(10^<15>Hz、波長270-2,700nm)の可能性を得た。しかしながら、OPO実験の際100MW/cm^2でCLBOがダメ-ジを起こしたため安定発振は実現できず、上記波長可変域の実験的検証は行えなかった。 以上、本研究を実施することにより、ペタヘルツ可変光パラメトリック発振器の要素技術を確立した。
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