• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

次世代FMS用高度機能集積形主軸構造に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 08455071
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 機械工作・生産工学
研究機関東京工業大学

研究代表者

新野 秀憲  東京工業大学, 精密工学研究所, 助教授 (40196639)

研究分担者 橋詰 等  東京工業大学, 精密工学研究所, 助手 (50218400)
稲場 千佳郎  東京工業大学, 工学部, 助手 (10223231)
割澤 伸一  東京工業大学, 精密工学研究所, 助手 (20262321)
伊東 誼  東京工業大学, 工学部, 教授 (60016441)
研究期間 (年度) 1996 – 1997
研究課題ステータス 完了 (1997年度)
配分額 *注記
7,800千円 (直接経費: 7,800千円)
1997年度: 2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
1996年度: 4,900千円 (直接経費: 4,900千円)
キーワード工作機械 / FMS / 高度機能集積形主軸構造 / 二層主軸 / 超音波 / インプロセス計測 / 軸受予圧 / 結合部 / 高度機能集積形主軸 / 多重主軸 / 熱変形
研究概要

本年度が最終年度であることから,研究代表者及び分担者は平成8年度に引き続いて高度機能集積形主軸構造の構築に関する重要な基礎研究を遂行し,以下のような新たな知見を得た.
(1)主軸の運転時の挙動に大きな影響を与える因子でありながらこれまでほとんど明らかにされていない軸受結合部の接触圧力に着目し,その計測に超音波を利用する方法を提案した.そして,較正実験において超音波の反射波情報から接触圧力を定量的に評価する指標を抽出し,主軸運転時において推定した接触圧力と主軸の挙動とを比較検討した結果から,本方法の有効性を明らかにした.
(2)軸受結合部の接触圧力を外部から制御することを目的として,平成8年度に提案したテ-パ結合型軸受ハウジングを組み込んだ主軸系を製作するとともに,基本特性の確認及び調整実験を行った.その結果,本機構によって,軸受支持剛性の調整が可能であることを明らかにした.
(3)軸受外輪カラーのひずみを利用する軸受予圧荷重のインプロセス計測方法を提案し,主軸運転時に推定した予圧荷重と主軸の軸方向変位挙動との対応関係を検討した結果から,本方法の有効性を明らかにした.また,この方法によって,これまで経験的に知られているのみであった,円すいころ軸受の「なじませ回転」の効果を定量的に評価できる可能性があることを指摘できた.
(4)高度機能集積形主軸構造のプロトタイプとして多層主軸構造を指摘し,その有効性を確認するために,二層主軸を対象としてその熱的特性について実験・解析の両面から検討した.その結果,当該構造の熱的特性は,基本的に内外主軸系の熱システム間の熱的バランスにより決定されること,熱的バランスの形成には,主軸系内に存在する空隙部の温度挙動が大きく影響すること,さらに,通風冷却により熱的特性改善が望めることなどを明らかにした.以上の研究成果を総括して,次世代主軸構造の実現へ向けての重要な基礎技術を提示することができた.

報告書

(3件)
  • 1997 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 吉村,稲場,新野,伊東: "システムマシン用二層主軸構造の熱的特性(その2,スピンドルユニット内の通風冷却効果)" 日本機械学会第74期全国大会講演論文集. IV. 305-306 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

URL: 

公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi