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視聴覚融合型カクテルパーティ効果プロセッサ

研究課題

研究課題/領域番号 08455194
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 計測・制御工学
研究機関電気通信大学

研究代表者

高橋 弘太  電気通信大学, 電気通信学部, 助教授 (10188005)

研究期間 (年度) 1996 – 1997
研究課題ステータス 完了 (1997年度)
配分額 *注記
8,200千円 (直接経費: 8,200千円)
1997年度: 4,800千円 (直接経費: 4,800千円)
1996年度: 3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
キーワード画像処理 / 並列処理 / FPGA
研究概要

本課題でテーマとした「カクテルパーティ効果」とは,パーティ会場のような騒音の大きな環境下で,自分の名前を呼ぶ声など聞き手にとって重要な音が発せられたとき,その声を選択的に聞き取ることができるという,生体特有の高度なセンシング能力である。本研究では,X-Y座標に対応してロジックエレメントを並べる2次元融合デバイスを提案し,「視覚と聴覚を空間座標上で2次元融合するデバイスによるシステム」の有用性を試作により確認するのが目標である。本年度の研究成果を以下に報告する。
本年度は,前年度8×8で試作した小規模なシステムを24×16に拡張した。これにより,X-Y座標の各点に対応するセルの処理機能を時間方向に多重化して用いるメリットがさらに明らかになった。また,移動音源についても実験できるようになった。また,カクテルパーティー効果の第一段階として必要な音源定位において,対象音源のピッチに自動追従するアルゴリズムを開発し,実際のDSPシステムで実時間操作が可能であることを実証した。また,これにより,音源定位性能が向上し,結果として,信号選択能力も向上することが示された。また,視覚処理については,信号の統計的な独立性をもとに目印をつけ,奥行き方向を含めて対象物を認識する方法を考案し,視聴覚融合に適した手法であることが確かめられた。以上の研究により,2次元融合デバイスの有効性が,実験によって確認できた。今後は,現在得られたデータ(現在はLEDの点灯や音出力)をさらに定量的に集計,評価できるようにし,有効性を客観的に示したい。

報告書

(3件)
  • 1997 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Kenji Suyama: "A New Criterion Based on Entropy for Selecting an Optimum Signal Processing Algorithm" Journal of Signal Processing. 1・6. 439-448 (1997)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1997 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] K.Suyama et al.: "A New Criterion Based on Entropy for Selecting an Optimum Signal Processing Algorithm" Journal of Signal Processing. Vol.1, No.6. 439-448 (1997)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1997 研究成果報告書概要

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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