研究課題/領域番号 |
08455207
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
土木材料・力学一般
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
阪田 憲次 岡山大学, 環境理工学部, 教授 (20093685)
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研究期間 (年度) |
1996 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
7,800千円 (直接経費: 7,800千円)
1998年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1997年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1996年度: 6,500千円 (直接経費: 6,500千円)
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キーワード | 乾燥収縮ひずみ / クリープひずみ / 実環境下 / 温度 / 湿度 / 温度履歴 / 打設シーズン / 養生温度 / 予測 / 予測手法 |
研究概要 |
変動する温度条件下におけるコンクリートのクリープおよび乾燥収縮の予測に関する研究を行った。すなわち、わが国における四季の温度変化を想定した変動温度下のクリープおよび乾燥収縮試験を実施し、以下の結論を得た。(1)コンクリートのクリープおよび乾燥収縮の大きさはコンクリートが打設される季節、すなわち温度の影響を強く受けること、(2)コンクリートの乾燥収縮におよぼす温度履歴の影響は、湿度変化の影響よりもかなり大きいこと、(3)低温から高温へと変化する温度履歴を受けるコンクリートの乾燥収縮ひずみは、他の温度履歴を受けるコンクリートのそれよりも大きいこと、(4)乾燥収縮の変動がコンクリートのクリープにおよぼす影響は小さいこと、および(5)コンクリートのクリープは、持続荷重載荷前の養生温度の影響を強く受けること、等が明らかになった。これらの事実を既存の予測式の中で適切に表現することを試みた。すなわち、基本的には、CEBの提案する手法を採用し、変動する温度に対しては、打設季節によって最終値が異なることを考慮する補正係数を与えた。 一方、代表者が委員長をつとめる土木学会のコンクリート委員会クリープおよび乾燥収縮小委員会において作成したデータベースおよびヨーロッパコンクリート委員会が作成したデータベースを用い、上記のモデルの妥当性を検証した。その結果、ほぼ満足すべき精度で、環境の温度条件の影響を考慮することが可能になった。
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