研究課題/領域番号 |
08455245
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
建築構造・材料
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
高梨 晃一 千葉大学, 工学部, 教授 (60013124)
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研究分担者 |
付 功義 千葉大学, 工学部, 助手 (70292662)
高橋 徹 千葉大学, 工学部, 助教授 (10226855)
森田 耕次 千葉大学, 工学部, 教授 (20057227)
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研究期間 (年度) |
1996 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
1997年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
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キーワード | 綱構造 / 半綱接合 / 耐震性能 / 塑性変形 / 破断 / エネルギー吸収 / 繰り返し裁荷実験 / 架構の組合せ / 鋼構造 / 半剛接合 / 繰り返し載荷実験 / 架構の組合わせ |
研究概要 |
阪神・淡路大震災では、剛接合された柱・梁接合部に破断を含む多くの被害を生じた。その原因の一つに、損傷が生じる可能性のある部位が柱・梁接合部付近に限られる設計法が一般的になってきていることが挙げられる。地震荷重のようにその大きさが前もって確定的に予測できない場合には、予想以上の大きな荷重に対して骨組の倒壊を回避できるように、エネルギー吸収可能な各種の部位を設置しておき、過度にもたらされたエネルギーは、そこで吸収できるようにしておく必要がある。本研究で対象とする半剛接接合も、エネルギー吸収部位として利用できる。本研究では、基本的な半剛接接合を選び、載荷実験によって力-変形関係を求め、その基本的な力学的性状を把握した。この結果をもとに、骨組の地震応答解析でも使用可能な数式モデルを設定した。次に、これを用いて地震応答解析を行って応答性状を調査した。 半剛接接合を有する骨組は水平方向の剛性が不足し、応答変位が大きくなる可能性がある。それ故、半剛接接合でエネルギー吸収すると同時に、筋違などを併用することによって水平応答変位を抑制する必要がある。本研究では、単純化された剛柱門型ラーメンを実験モデルとして選び、耐震要素として仮想筋かいを加え、スプリットティー接合とアングル接合の2種類の半剛接合部に対する梁の軸変動力の影響を調べた。地震応答実験に先立ち、静的実験を用いて半剛接合部の復元力履歴に対する一定軸力の影響を調べ、その後、部分構造方を用いたハイブリッド地震応答実験手法を1層門型ラーメンモデルに適用して、オンライン地震応答実験を実行した。
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