研究課題/領域番号 |
08455275
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
都市計画・建築計画
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
布野 修司 京都大学, 工学研究科, 助教授 (50107538)
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研究期間 (年度) |
1996 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
6,000千円 (直接経費: 6,000千円)
1998年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1997年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1996年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
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キーワード | 東南アジア / エコハウス / 地域の生態系 / 住居システム / パッシブシステム / 湿潤熱帯 / モデル住宅 / 環境共生 / エコ・ハウス / 湿潤温帯 / 環境共生技術 / 環境共生住宅 / インドネシア / ソーラーエネルギー / スラバヤ / ヴァナキュラー建築 / パッシブ / 生態系 / 住宅生産 |
研究概要 |
本研究は、東南アジア(湿潤熱帯)における地域の生態系に基づく住居システムの構築を大きな目的とし、具体的にはエコ・ハウス(環境共生住宅)の概念の確立とモデル住宅提案を行うことを目的とする。本研究は、予定していた情報収集とコンセプト・メイキングを中心とした内容から、さらに踏み込んで、その成果を実際に、実験棟の建設に生かす機会に恵まれた。 今回の実験棟は、(1)熱環境の予測技術/シュミレーション(2)各部分設計(空気の流れのデザイン、ダブルルーフ、輻射冷房、躯体の熱容量利用)(3)熱性能検証のための測定技術、評価技術/モニタリング、の一連の過程を本研究で呼ぶパッシブデザインとして最重要視し、さらに環境負荷や資源問題(中水利用、ココナッツ繊維断熱材)を考慮した上で、環境共生住宅と呼ぶのが適当だろう。 また、パッシブデザインを自然エネルギーを有効に利用して快適な熱環境を実現する技術と考える場合、太陽熱発電など代替エネルギー的な発想もあるが、「自然エネルギーの利用」=「自然の快適さの獲得」というのが、直接的で、無理のない図式である。完全に空調設備でコントロールされた熱環境を通して、身体が感じる「快適さ」がある一方で、無理のない「自然に近い熱環境」によっても身体は「快適さ」を感じる。この意味で、パッシブデザインの導入は、こうした質の異なる二つの「快適さ」のうち、「自然に近い熱環境」のもたらす「快適さ」への指向性を根本的な前提としているのである。
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