研究課題/領域番号 |
08455356
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
化学工学一般
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
原田 誠 京都大学, エネルギー理工学研究所, 教授 (90027128)
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研究分担者 |
塩井 章久 京都大学, エネルギー理工学研究所, 助手 (00154162)
足立 基斉 (足立 基齊) 京都大学, エネルギー理工学研究所, 講師 (50027140)
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研究期間 (年度) |
1996 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
7,800千円 (直接経費: 7,800千円)
1998年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1997年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1996年度: 6,300千円 (直接経費: 6,300千円)
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キーワード | 両親媒性分子集合体 / ナノ材料 / シリカ細孔材料 / 高分子バイコンティヌアス材料 / ナノ粒子 / 微細構造制御 / 鋳型機能 / ミセル・逆ミセル / 高分子バイコンティアヌス材料 / ナノ微粒子 / 粒子配列化 / 両親媒性分子 / 分子集合体 / シリカナノ構造 / 高分子バイコンテイニュアス材料 / 超微粒子 / 構造制御 / 2次元配列 / 高分子 / シリカ / 半導体超微粒子 / タンパク質 / 鋳型特性 |
研究概要 |
両親媒性分子集合体によって誘起される微細構造の形成過程とその制御方法を解明した。1.ナノメゾ細孔材料:シリコンアルコキシド(TEOS)/界面活性剤ラウリルアミン縮合系におけるける構造形成機構を明らかにした。すなわち、酸性水溶液では、ナノ円筒組織が編み目状になったシリカナノ・メゾ構造体が形成され、中性では、エアロゲル状のシリカ構造が、また、phが10程度の条件では、キュービック又はヘキサゴナル液晶状のシリカ秩序構造が形成されることを明らかにし、この構造変化がTEOSの加水分解速度と縮合反応速度との相対比及びシリカ形成反応の場の変化によってもたらされることを示した。さらに、シリカ組織形成には組織界面の役割が重要であることを、四級アミン界面活性剤からなる逆ミセル系を用いて明らかにした。これらのシリカ組織形成過程の成果に基づき、長大なシリカナノチューブが創製できることを示した。2.高分子ナノバイコンティヌアス材料:イオン性界面活性剤とその逆荷電をもつ高分子とから形成される逆ミセル構造を明らかにし、標記材料を構成するための考え方をえた。また、円筒状逆ミセル組織がヘキサゴナル配列した場合、一個の円筒状単位ミセルの熱安定性は、その周りに存在するミセル組織の排除効果によって向上することを利用し、逆へキサゴナル構造をもつ液晶状分子集合組織を鋳型にして、分子集合組織外部領域をポリスチレンで固定化させて、ナノ親水性パスをもつ高分子バイコンティヌアス材料が創製できることを示した。3.機能性超分子2次元配列材料:超微粒子を2次元配列させることを目的として、CdS並びに金のナノ粒子の逆ミセル系における生成・成長機構を系統的に明らかにし、これを用いて、粒子径分布の鋭いナノ粒子の創製に成功した。
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