研究課題/領域番号 |
08455373
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
触媒・化学プロセス
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
大倉 一郎 東京工業大学, 生命理工学部, 教授 (90089821)
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研究期間 (年度) |
1996 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
7,400千円 (直接経費: 7,400千円)
1997年度: 3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
1996年度: 3,900千円 (直接経費: 3,900千円)
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キーワード | メタン資化細菌 / メタノール / メタン / メタンモノオキシゲナーゼ / シクロプロパノール / メタンモノオキシゲナーザ / アルコールデヒドロゲナーゼ |
研究概要 |
汚水処理などにより発生するメタンが社会問題としてクローズアップされている。メタンは可燃性および爆発性のため、蓄積は爆発等の大事故にもつながり、その迅速かつ有効な除去方法が重要な課題になっている。また、発生するメタンを単に装置外に廃棄したのでは、地球規模での大気汚染を誘発するおそれがある。メタンの迅速かつ有効な除去システムが構築できれば、汚水処理により発生するメタンの除去が可能となるばかりでなく、その応用により、近年深刻な社会問題になりつつあるメタンによる大気汚染対策に流用することも可能となる。 本研究では、メタン資化細菌を用いてメタンを有用物質であるメタノールに変換し、有効に利用することを目的としている。シクロプロパノールを用いてメタン資化細菌を処理すると菌体的に存在するメタノールデヒドロゲナーゼ活性が選択的に阻害されることを見出した。このようにしてシクロプロパノールで処理した修飾メタン資化細菌を用いると、メタノールデヒドロゲナーゼ活性が阻害され、メタノールが生産できることがわかった。メタン濃度、空気との混合比、反応温度を変化させてメタノール生成速度を測定し、詳細な反応速度論的研究を行い、メタノール生産フローシステム構築のための基礎的データを得た結果、最適反応条件ではメタンモノオキシゲナーゼ活性は約100時間持続し、メタノール生成に対するメタンモノオキシゲナーゼのターンオーバー数は約10万と得られ、非常に効率がよいことがわかった。
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