研究課題/領域番号 |
08455376
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
触媒・化学プロセス
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
高橋 武重 鹿児島大学, 工学部, 教授 (20041543)
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研究分担者 |
甲斐 敬美 鹿児島大学, 工学部, 助教授 (00177312)
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研究期間 (年度) |
1996 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
7,800千円 (直接経費: 7,800千円)
1998年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1997年度: 2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
1996年度: 4,300千円 (直接経費: 4,300千円)
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キーワード | タングステンカーバイド / CVD法 / 水素化活性 / 固体酸活性 / タングステン カーバイド / シクロへキゼンの反応 / 個体酸機能 / 水素化機能 / 加熱処理の影響 / 炭化水素異性化活性 / シクロヘキセンの反応 / 固体酸機能 / 強酸点 / WC / W_2C比 / 組成・生成量制御 / シクロヘキセン水素化活性 / 酸強度分布 |
研究概要 |
六フッ化タングステンと環状炭化水素を原料として、CVD法で活性炭上にタングステンカーバイドを効率的に析出する実験を行い、生成したタングステンカーバイドを触媒として、n-ブタンの水素化分解反応、エチレンの水素化反応及びシクロヘキセンの水素化反応を行った。その結果、効率的にタングステンカーバイドを活性炭上に生成するためには、2段階昇温法が有効であることを明らかにした。 n-ブタンの水素化分解反応では、タングステンカーバイドの中で、WCが活性化合物であることを見い出した。また、ターンオーバ頻度で計算した反応速度は、白金触媒のそれとほぼ同等であり、ニッケル触媒よりも高活性であった。しかしながら、単位質量当たりの活性点濃度が小さいため、触媒の単位質量当たりでは、これらの触媒には及ばなかった。 エチレンの水素化反応活性は、白金触媒あるいはニッケル触媒と同程度であり、かなり高温においても活性向上が認められた。これは、白金触媒及びニッケル触媒では見られない特徴であった。シクロヘキセンの反応では、タングステンカーバイド触媒は、水素化触媒よりも固体酸触媒としての特徴を示した。しかし、これを高温で水素処理を行うと、水素化活性が認められることから、この触媒が固体酸としての性質を示すのは、タングステンカーバイドではなく、調製時に副成するタングステン炭化物によると推定された。そして、これを水素化して還元することにより、本来の水素化活性が出現したと考えられる。このような事実は現在までに報告がなく、極めて興味ある特徴であるので、触媒専門誌に投稿する予定である。
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