研究課題/領域番号 |
08455389
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
工業分析化学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
小川 禎一郎 九州大学, 大学院・総合理工学研究科, 教授 (50028156)
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研究分担者 |
井上 高教 九州大学, 大学院・総合理工学研究科, 助手 (40243969)
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研究期間 (年度) |
1996 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
7,800千円 (直接経費: 7,800千円)
1997年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1996年度: 6,200千円 (直接経費: 6,200千円)
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キーワード | レーザー / 顕微鏡 / 高感度分析 / 微小領域 / 水面 / けい光 / ポリフィリン / シアニン / 蛍光 / ポルフィリン / 近視野顕微鏡 / 共焦点顕微鏡 / 水溶液表面 / レーザー蛍光 / 分子のマッピング |
研究概要 |
1.研究目的 超微小領域での高感度・高機能分析手法の確立のため、近視野レーザー蛍光顕微鏡・共焦点レーザー蛍光顕微鏡を試作し、溶液表面を対象にキャラクタイゼーションを行う。 2.研究成果 レーザー蛍光法を基礎に、液体や溶液のμm程度の表面を高感度計測した。 (1)装置の試作……2次元光子計数型光子検出器(ICCD)を購入し、高感度分光顕微鏡を組み立てた。光源としては既設のAr-ionレーザー・半導体レーザーを用いた。 (2)光学ファイバー束の活用……40本のファイバー束を用い、顕微鏡焦点では丸く束ね、分光器スリット上では直線に並べ、各ファイバーからの蛍光スペクトルをCCD上に表示した。画像上で分子の動きの追跡や背景光差引が可能となった。 (3)画像処理……分光器を通さず直接CCD上に結像することにより、焦点面での分子分布をカラー画面で表示できる。水溶液表面上で分子が島のように凝集していることを示した。 (4)ポルフィリンの水面上での蛍光スペクトル……水面上での蛍光スペクトルは飽和炭化水素中に類似し、水面がきわめて疎水的である。 (5)時間分解蛍光法にもとづく表面の動的過程……水面上のポルフィリン分子の時間分解蛍光スペクトルを測定し、水面上でのクラスター生成による時間的揺ぎ見出した。 (6)シアニン色素の水面上での蛍光スペクトル……水面上の蛍光スペクトルを測定し、水表面は炭化水素ように疎水的であることを示した。 (7)結語……水面では蒸発のため積算時間が長く取れず、現在のスペクトル測定感度は千個程度であり、目標としていた数個の分子のレベルにまでは到達していない。
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