研究課題/領域番号 |
08455437
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
高分子合成
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
岡畑 恵雄 東京工業大学, 生命理工学部, 教授 (80038017)
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研究分担者 |
森 俊明 東京工業大学, 生命理工学部, 助手 (50262308)
江原 靖人 東京工業大学, 生命理工学部, 助手 (40251657)
佐藤 智典 東京工業大学, 生命理工学部, 助教授 (00162454)
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研究期間 (年度) |
1996 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
7,400千円 (直接経費: 7,400千円)
1997年度: 3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
1996年度: 4,300千円 (直接経費: 4,300千円)
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キーワード | DNA / LB膜 / 配向化薄膜 / キャスト膜 / DNA-脂質複合体 |
研究概要 |
本研究は、DNA-脂質複合体を有機溶媒からキャストしてフィルムを作製し、一方向に延伸することにより、二重らせん鎖を一方向に配向固定化したフィルムを作製することを目的として行い、以下の成果を得た。 1) サケ精子由来のDNA(分子量約200万)を超音波照射により分子量10万くらいの長さに切断した。DNA中のリン酸アニオンと等モルのカチオン性脂質を加えて、DNA-脂質複合体ポリイオンコンプレックスの沈殿として得た。 2) これをクロロホルムなどの有機溶媒に溶解して、現有の高速液体クロマトグラムに設備備品として購入した送液ポンプを接続してDNA-脂質複合体を精製した。円偏光二色性CDスペクトルや500MHz-NMRスペクトル(いずれも現有の設備)などから有機溶媒中でも二重らせん構造を形成していることを確認した。 3) これをガラス板上にキャストしてフィルムを得た。このフィルムは水に不溶で自立性となったので、基板からはがして一方向に延伸した。X線回折によりフィルム中での塩基間距離が4.8nmであり、二重らせん鎖間の距離や配両方向なども決定した。二重らせん鎖の配向は偏光紫外吸収スペクトルの二色性比から2.4の異方性があり、DNA鎖は二重らせんを保持したまま延伸方向に配向していることがわかった。
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