研究課題/領域番号 |
08456016
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
園芸・造園学
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
安藤 敏夫 (安藤 敏男) 千葉大学, 園芸学部, 教授 (30026588)
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研究分担者 |
上田 善弘 千葉大学, 園芸学部, 助教授 (40143268)
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研究期間 (年度) |
1996 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
5,100千円 (直接経費: 5,100千円)
1997年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1996年度: 3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
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キーワード | Petunia / Calibrachoa / RFLP / ナス科 / クロロプラストDNA / 分子系統樹 |
研究概要 |
20種の制限酵素のすべてで総計211の制限断片長多型が見られ、このうち89が共有派生形質として系統樹の作成に有効であった。これらの多型からWagner則の最節約法を用いて、系統樹を作成し、500回の繰り返しによるブートストラップ法によって、各分岐の妥当性を判定した。 得られた分子系統樹によると、広義のPetunia属(Petunia sensu Juss.)は大きく2つの単系統群に分かれた。1群はすべて2n=14の種(狭義のPetunia属,Petunia sensu Wijsman)のみで構成され、他方はすべて2n=18の種から構成された。この2n=18の種には、6種のPetunia sensu Juss.が含まれていたが、これら6種はいずれも形態的にはCalibrachoaであり、広義のPetuniaを2属に分割することは分子系統樹かもも支持された。 一方、Calibrachoaの中でも、C.parvifloraとC.pygmaeaが交雑親和性や種子形態から他種と明確に区別されることがわかっている。分子系統樹でもこの2種はCalibrachoaの中に独立の1群を形成し、DNA以外のデータを支持した。したがって、Petunia sensu Juss.はPetunia sensu Wijsman、Calibrachoa parvifloraとC.pygmaea、残りのCalibrachoaの3群に大きく分けられるといえる。 これら3群を細分化する分岐群については全般的にブートストラップ値が低かったため、明確な結論は得られなかったが、Petunia sensu Wijsmanの4群、Calibrachoaの1群が、高いブートストラップ値で支持された。これらの5群は形態的に類似する2群、形態的・生理的に類似する1群、地理的に近い分布を持つ種から構成される2群に大別された。
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