研究課題/領域番号 |
08456119
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
農業土木学・農村計画学
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
藤井 弘章 岡山大学, 環境理工学部, 教授 (70033264)
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研究分担者 |
西山 竜朗 岡山大学, 環境理工学部, 助手 (30294440)
西村 伸一 岡山大学, 環境理工学部, 講師 (30198501)
島田 清 岡山大学, 環境理工学部, 助教授 (20123234)
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研究期間 (年度) |
1996 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
8,000千円 (直接経費: 8,000千円)
1998年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1997年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1996年度: 7,100千円 (直接経費: 7,100千円)
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キーワード | 浚渫ヘドロ / 圧密 / 大型圧密試験機 / 遠心載荷装置 / ヘドロ脱水ケーキ / 児島湖 / 浚藻ヘドロ / ヘドロ / 脱水ケーキ / 遠心載荷 / 模型実験 / 逆解析 / 体積圧縮係数 / 透水係数 / ヘドロ処理土 / 遠心力載荷試験 / 数値解析 / 模型土壌実験 |
研究概要 |
湖底のヘドロを浚渫し強制脱水して脱水ケーキとし、さらにこれを盛土材料として使おうとしている。この脱水ケーキの地盤工学的な特性を知るために、種々の条件で、室内実験・遠心力載荷試験・模型土槽実験・数値解析を行った。 その結果、基本的な性質としては、脱水ケーキの性状は採取位置により、試料の自然含水比・粒度等も大きく異なった他沈下にかんして以下の知見を得た。(1)圧縮試料では、脱水ケーキのみかけの粒径が大きくなるほど沈下率は大きくなる。(2)含水比が低くなる程つまり乾燥する程、沈下率は小さくなる。(3)脱水ケーキの沈下率は20日前後で一定値に近づく。(4)水中で盛土したものが空中で盛土したものより沈下が大きい。(5)空中では含水比によって沈下率に大きな差があるが、水中では含水比による差が小さくなる。(6)遠心力載荷試験の沈下率の方が、模型土槽実験の沈下率よりはるかに大きい。(7)脱水ケーキは、試料作成圧力が小さいほど沈下率が大きくなる傾向がある。(8)粒径が大きくなるほど、体積圧縮係数は、大きくなる傾向がある。(9)粒径が大きくなるほど圧密速度が大きくなる。(10)順解析、逆解析結果は、実用にたる結果がえられるが、モデルを確立するためには、さらに種々の条件で実験を続ける必要がある。(11)脱水ケーキは比較的早く沈下するので、盛土材料としてその挙動の予測はやりやすいといえよう。
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